取付工事なしで、誰でもお手軽に大画面を楽しめるのがポップインアラジンシリーズ。
約20万台の大ヒットしたこのシリーズ、ラインナップは天井シーリングに取り付けタイプの「2」と「SE]、持ち運び設置自由なスマートライト型「アラジンベース」の3種類。
最大120インチ(アラジンベースは最大100インチ)が投影可能であり、既におうちでその大迫力を堪能していらっしゃる方も多いはず。
私も「迫力の大画面」を楽しむぞ!と期待して購入、結果まさに期待通りの迫力で家族も大満足でした。
でも確かに大画面は十分堪能できたものの、足りないものが一つ。
それは「迫力のサウンド」です。
SF映画などによくある地響きなどの低音を好んで鑑賞する私には、正直及第点には及ばないのが現実でした。
ポップインアラジン2には Harman Kardon社製(8W+8W)が搭載されてはいるものの、それでも低音不足は否めません。
天井から降り注ぐ音は決して悪くはないけど、もっと迫力が欲しい!
そんな方に今回は「Bluetooth 5.0対応 AIRSOMBAR サウンドバーBT103」を紹介します。
実は購入にあたって下記の「masaa」様のブログを見たのがきっかけとなりました。詳しいスペックなどはこちらをご覧ください。
ポップインアラジンでAIRSOMBARサウンドバーBT103を試した感想
それでは早速、AIRSOMBARサウンドバーBT103の音質を確認!ポップインアラジンSEとポップインアラジン2の両機種で、サウンドバーと本体のスピーカーを切り替えてそれぞれ試してみました。
検証①ポップインアラジンSEの本体スピーカーとサウンドバーBT103の差
今回の購入動機は、このポップインアラジンSEのスピーカー性能の不満でした。天井から降り注ぐ音には最初は感動しましたが、アクション系・SF系など迫力を求める映画を観ると低音が頼りないとハッキリと分かります。
そんな残念さを打ち消してくれるかもと期待し、AIRSOMBARサウンドバーBT103を購入。いざ視聴してみると・・・。
「おー!!」
「低音が響く~」
「これこれズンズンとくる感じ」
「恐竜の起こす地響きや唸り声がしっかりと伝わってくる」
ボリュームを約90%まで上げて映画鑑賞した感想です。
AIRSOMBARサウンドバーBT103から聞こえる音に自然に笑みがこぼれます。
そのポップインアラジンSEのスピーカーと、サウンドバーBT103の差は低音の響きや臨場感の差と
なって体感することになりました。
9畳ほどの洋室で試してみましたが、音量も十分にありこれ以上に上げると近所迷惑になるほどです。
また、ポップインアラジンのスピーカーにするにはBluetoothで繋ぐ必要があり、購入前は遅延が気になっていましたが、映画一本観終わった時も遅延を感じることはなかった点も高評価です。
音質の調整はリモコンの「treble」を押すと高音が強くなり、「bass」と押すと低音が強くなります。「3D」は音が広がる感じになります。色々と音質を変えてみましたがセリフもしっかりと聞き取れてかなり良好でした。
スピーカーとスピーカーと繋ぐケーブルはロングタイプ(奥)とショートタイプ(手前)があり、ロングタイプのケーブルの長さは約190㎝、80インチの画面ではギリギリだったこともあり、サウンドバーBT103は横置きにしています。
スクリーンやテレビやモニターの両脇に縦置きで設置したい場合、ロングタイプのケーブルを使用すれば、75インチまでなら設置可能となります。
80インチのスクリーンの幅は約183㎝。設置するとこんな感じです。
横に連結した場合の長さは・・・
約82㎝でした。約37インチの画面サイズの横幅と同じぐらいです。
サウンドバーBT103を縦置きにすると高さや約43㎝です。両スピーカーを最大に離した状態と、さきほどの横向き連結とで音を比べましたが、それほど特筆していうほどの音響の差はありませんでした。
「ポップインアラジンSEのスピーカーとサウンドバーBT103はどっちが良かったか」これは明らかに「AIRSOMBAR サウンドバーBT103」です。
検証②ポップインアラジン2の本体スピーカーとサウンドバーBT103の差
次はポップインアラジン2の本体のスピーカーとの差を検証です。こちらは約30畳のLDKで使用しており、SEの音質の不満と120インチの画面で観るのは投影距離が足りないため2を購入。
2とSEについては下記の記事にまとめていますので興味のある方参考にどうぞ。
さて、ポップインアラジン2ですが、本体のスピーカーはHarman Kardon製(ハーマンカードン)が搭載されています。その優れた音響技術はBMWやベンツにも採用されいるほどです。
先に検証したSEとAIRSOMBAR サウンドバーBT103の差を目の当たりした後なので、期待して映画を鑑賞してみましたが、結果は「驚くほどの差」は感じられませんでした。
いくつかの映画で検証してみましたが、サウンドバーBT103の方が低音の響きがいいような気がする程度で、この結果には自分でも驚きでした。中音域や高音域など含めた場合は、反対にポップインアラジン2のスピーカーの方が伸びやかな印象を受けます。
臨場感にもおいてさすが Harman Kardon社というところでしょうか、天井から降り注ぐ音と壁からの反射音で十分な音響効果を感じます。
サウンドバーBT103はウーファーが×2個ついています。確かに低音はよく響き渡り気持ちよく映画鑑賞はできます。でもこうやってポップインアラジン2に搭載されているHarman Karson(ハーマンカードン)と聞き比べると天井から聞こえるのか、床の方から聞こえるのか程度の差に感じます。
結果、ポップインアラジン2の本体スピーカーとサウンドバーBT103の差は、おすすめできるほどの音響の違いは感じられませんでした。
AIRSOMBARサウンドバーBT103をおすすめできるポップインアラジンユーザーとは?
まず、今回の検証でサウンドバーBT103について分かったことをまとめました。実際に使ってみないと分からないことですが、あくまでも筆者の見解だという点をご留意ください。
サウンドバーBT103のメリット
■低音をしっかりとカバーしてくれるので映画の臨場感が増した。
■Bluetoothで繋いでも遅延は感じられなかった。
■初期不良は今回において見られなかった。
■30畳ほどの広さでも十分な音量。
■セリフもクリアに伝わってくるのでストレスなしで観れる。
■設置も簡単、Bluetoothもすぐに繋がる。
■リモコンで全ての操作が可能だった。
■縦置きの場合は付属のロングケーブルを使用すれば75インチぐらいまでなら設置可能。
■縦横、分離、距離等で音質はほぼ変わりはない。
■テレビのスピーカーよりも迫力のある音響を楽しめる。
サウンドバーBT103のデメリット
■低音はしっかりとありますが、高性能のスピーカーほどの超重低音とはいかない。
■30畳以上になってくると音量に不安が残る。
■知らないメーカーなので信頼性に乏しい。
これはデメリットではありませんが、補足として付け加えると、「ポップインアラジン2に搭載のHarman Kardonのスピーカーは、今更ながらも高性能だと分かった。」
これはウーファー付きのスピーカーのサウンドバーBT103にも負けないほど幅広い音域が堪能できるということですが、良く言えば「サウンドバーBT103はポップインアラジン2のスピーカーにも負けない性能だった」となります。
ただ、もっと重低音や音響にこだわる方には向いていません。そういった方は価格帯がアップしますが、次に掲載する機種をおすすめします。価格は約6万円・12万円ほどです。
3.1chサウンドバーなら「ソニー サウンドバー HT-G700 」
「ドルビーアトモス(R)」「DTS:X(TM)」に対応、「ソニー サウンドバー 7.1.2ch HT-ST5000」
それから「■知らないメーカーなので信頼性に乏しい。」という点ですが、これは初期トラブルではありませんが、説明書の表記と実際のスピーカーでの表示が違っておりメールに問い合わせをしたらとても丁寧な対応でした。
事例を紹介しておきますね。
このように説明書ではBluetoothで繋ぐときに「bb」と表示されると書かれています。
でも実際は「bt」にしか見えません。
知らないメーカーなので即、不安がよぎりましたがこのことをメールで送ると、次のような返信が来ました。
さらに添付画像もありました。
これで表示トラブルではないと分かりひと安心、そのことを販売者の方にメールすると、
聞いてもいないのにリモコンを無くしてしまった時の対応まで丁寧に教えてくれることに。
ちなみにAmazonでの販売者は「znvodosn」、中国の方のようです。(電話番号で推測)
AIRSOMBARサウンドバーBT103は、こんなポップインアラジンユーザーにおすすめ
これまでAIRSOMBARサウンドバーBT103の性能やメリット・デメリットを伝えてきましたが、ここで一体どんなポップインアラジンユーザーにおすすめなのかを紹介します。
■ポップインアラジンSEのユーザーの方。
■アラジンベースのユーザーの方
■アクション系やSF系のドラマや映画を好んで鑑賞する方。
■低価格でコスパのいいBluetooth 対応でウーファー、一体型のサウンドバーをお探しの方
この中で一つでも当てはまるポップインアラジンユーザーにはおすすめです。
なおアラジンベースについては今回検証していませんが、我が家で所持している(以前にプレゼントしたんですが・・)娘にAIRSOMBARサウンドバーBT103の音を確認してもらったところ、やはりアラジンベースよりも良かったというので付け加えました。
おすすめする方に付け加えると、ポップインアラジンのユーザーではないが、2とSEとどちらを選ぶべきかスピーカーで迷っている方にもおすすめです。
その理由は2とSEの価格の差です。
定価ではその差は2万5千円、セール中であれば最大3万円の差もあります。投影サイズやプロジェクターのもつ光量、つまりルーメンに問題がないという方はポップインアラジンSEの購入がおすすめです。
その後、サウンドバーBT103(約9,000円ほどです)も購入すればトータルでは約2万から1.5万円もお得にホームシアターが手に入ります。
アラジンベースやポップインアラジンのお得なセール情報は下記の記事にまとめました。
最後に
今回のAIRSOMBARサウンドバーBT103の記事はいかがだったでしょうか。
Amazonレビューでもかなり高評価となっています。
実際に使用すると定価9,000円ほどのサウンドバーが、ここまで音響を高めてくれるのかと驚くはずです。もちろん高価な品には及びませんが、それでも十分に堪能できる性能です。
またスピーカーの性能だけでなく、縦横・分離・壁掛けとシチュエーションに合わせて設置もできるの嬉しところです。下記にアスペクト比16:9での画面のサイズを掲載しておきますね。スクリーンやモニターを挟んでスピーカーを設置したい時に役立ててくだい。
インチ(型) | 対角線㎝ | 縦/高さ(cm) | 横/幅(cm) |
19 | 48.26 | 23.70 | 42.10 |
24 | 60.96 | 29.90 | 53.10 |
32 | 81.28 | 39.80 | 70.80 |
37 | 93.98 | 46.10 | 81.90 |
40 | 101.60 | 49.80 | 88.50 |
43 | 109.22 | 53.50 | 95.20 |
45 | 114.30 | 56.00 | 99.60 |
50 | 127.00 | 62.30 | 110.70 |
55 | 139.70 | 68.50 | 121.70 |
60 | 152.40 | 74.70 | 132.80 |
65 | 165.10 | 80.90 | 143.90 |
70 | 177.80 | 87.20 | 154.90 |
75 | 190.50 | 93.40 | 166.00 |
80 | 203.20 | 99.60 | 177.10 |
100 | 254.00 | 124.50 | 221.40 |
更には多彩な入力端子も併せ持っています。
3.5mmAUX端子(ステレオミニジャックともいいます)があるのでポップインアラジンだけでなく、自宅の古いテレビのスピーカー代りにも使えて便利です。このAUX端子はモニターアやゲーム機、例えばPS4のスピーカー代りにもなります。
接続は超簡単!3.5mm AUX端子とモニターやテレビにAUXケーブルで繋ぐだけです。だれでもできますね。
Bluetoothが搭載されているのでスマホのスピーカーにも使用できるので、ポップインアラジンを使用する時だけでなく、その活用の幅は広がります。
ポップインアラジンSEのユーザーには特におすすめの「AIRSOMBARサウンドバーBT103」。
お手軽価格で簡単に音響のグレードアップができます。
「迫力の大画面」だけでなく「迫力サウンド」をも試してみてはどうでしょうか。
以上で「ポップインアラジン2/SEに対応サウンドバーBT103の実力とは?」の記事は終了です。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!
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