おすすめ度
今回は、OneOdio社の 低価格ANC対応 Bluetooth ノイズキャンセリング ワイヤレスヘッドホン「SuperEQ S2」をレビューします。
この商品はOneOdio社の営業部様から提供して頂いたものです。
実は今回のこの商品レビューを受けようかどうか悩みました。
というのも「ヘッドホン」って正直な話、学生の時ぐらいしか使ったことがなくて昔はミニコンポ派でした。メーカーはKENWOOD、ウーハーも付けて約30万だったと思います。吹奏楽もやっていたんである程度は音の良し悪しは分かるものの、最近のヘッドホンやイヤホンにはかり疎かったためです。
でも担当の方から「専門的な用語を使わなくても大丈夫です。日常使用の感じでご紹介いただければうれしいです。」というメールを頂いたおかげで、気負うことなくお受けする運びとなりました。
なので今回の記事は、小難しいことは少しだけにして、日常の使用をメインとしたレビューとなりますのでよろしくお願いします。
OneOdio SuperEQ S2を約3週間使ってみた一番の感想は?
では早速ですが、OneOdio SuperEQ S2を約3週間使ってみた結果、一番の感想は「深夜やおうち時間で映画を観る時に、めっちゃいいやん!」です。
もちろん音楽もクリアな音で再生され心地良く聴くこともできます。
でもやはりお気に入りは映画鑑賞です。
その理由というと、しっかりと空間の広がりが感じられながらも迫力ある音を聴くことができるからです。特に重低音!これがズンズンと響き渡る感じがとてもいいです。
SF・ミュージカル・感動系・アクション・アニメとそれぞれ試してみましたが、中でもSFやアクション系は特に重低音の恩恵が感じれました。
またその中でも重低音が一番心地良く感じたのが「ジュラシックパーク」。
もう誰でもご存知だと思うので詳しくは割愛しますが、OneOdio SuperEQ S2があの恐竜達の地響きを起こすほどの足音や聞く者に恐怖しか与えないほどの唸り声や叫び声を見事に再現してくれます。
今までiPhone本体付属品のイヤホンやApple AirPods Proなどで鑑賞していましたが、もったいないことをしてしまったというのが本音。
おうち時間、深夜などに映画を鑑賞する方には特におすすめです。
イヤホンとヘッドホンの違いなどは次のの記事が参考になりましたのでご紹介しておきますね。 【初心者ガイド】イヤホンとヘッドホンの比較 どっちがいいのか?
OneOdio SuperEQ S2 の良くなった点としては、ミュージカル系はその重低音が響き過ぎてか、本来の中低音や高音の響き、アニメや感動系は会話などの音域にやや不透明さを感じました。
「重低音を抑えたい」「ボーカルの声をしっかりと聴きたい」「会話を重視してもっとクリアな声を聴きたい」という時は、 アクティブノイズキャンセリング(ANC) をONにするのがおすすめです。
OneOdio SuperEQ S2のアクティブノイズキャンセリング(ANC)について
OneOdio SuperEQ S2 には アクティブノイズキャンセリング(ANC) が搭載されています。
もともと飛行機のファーストクラスで使用するために開発されたこのノイズキャンセリングは、簡単に言えば騒音を軽減する装置。
このあたりをもっと知りたい方は次の記事が分かりやすいです。
OneOdio SuperEQ S2 でアクティブノイズキャンセリング(ANC)をONにするとこのように緑色が点灯します。
付属の説明書には次のように記載されており、注意書きが書かれていました。
What is Active Noise Cancellation?
Active Noise Cancellation (ANC) uses microphones to capture incoming sound to create inverse waves that cancel this sound in real time, so they excel at blocking out low frequency noises like the deep rumble of an aircraft. Active noise cancelling can effectively reduces distracting low frequency back ground noise while preserving characteristics of Audio source at the Switch of a button.
ANC works to reduce low-frequency background noises to allow you to focus more on your music or calls. Please note, ANC is not designed to eliminate noise completely, and some large crowd noises may still be audible. Some inconsistent or sudden bursts of sound like a lively conversation, car horn or shouting are usually unaffected.
航空機の深い音のような低周波ノイズの遮断に優れています。アクティブノイズキャンセリングは、オーディオソースの特性を維持しながら、気を散らす低周波バックグラウンドノイズを効果的に減らすことができます。
ANCは、低周波のバックグラウンドノイズを低減して、音楽や通話に集中できるようにします。 ANCはノイズを完全に除去するようには設計されておらず、大勢の群衆のノイズが聞こえる場合があることに注意してください。活発な会話、車のクラクション、叫び声など、一貫性のない、または突然の音のバーストは、通常は影響を受けません。
つまり OneOdio SuperEQ S2 は周りの雑音などの大部分を除去する設計ではないということです。
調べると一般には、ノイズキャンセリングの効き具合やあえて外の音を取り込むものなど、さまざまな機種があるのが分かります。
どうやら OneOdio SuperEQ S2 はあえて外の音を取り込む設計なのか、実際に使用すると高音域よりも低音域の遮断性は感じられます。
そのあたりは、YouTubeで飛行機の音や室内の。その中で実況している方の動画で何度も試して感じました。またそういった中でも人の声は伝わりやすいようです。
このようなことからも OneOdio SuperEQ S2 の アクティブノイズキャンセリング(ANC)は周りの雑音を抑えたい時だけでなく、「重低音を抑えたい」「ボーカルの声をしっかりと聴きたい」「会話を重視してもっとクリアな声を聴きたい」 という時にも使える機能だと感じました。
OneOdio SuperEQ S2の装着感
40mmのスピーカーを覆うイヤーパッドはふんわりとしていて、触ると少し頼りなさそうですが、全体的なホールドはしっかりしています。そのため多少の窮屈感はあります。
映画2本続けて鑑賞しましたが、その間は特にずれることはありませんでした。
通気性良い低反撥プロテイン生地のイヤーパッドを採用されているようですが、さすがに映画2本分だと約4時間、少々蒸れや締め付けは感じてきます。
説明書にもヘッドホンの推奨装着時間は「1〜2時間ごとにヘッドホンを外して、耳をリラックスさせてください」との記載もあります。
約2㎝伸縮可能ですので、装着後に一旦MAXまで下げてから自分に合ったサイズに押し戻せばフィット感が増します。
ただサイズ的には少々小さいかなぁという感じがします。
私は男性のわりには小顔と言われますが、それでも約1㎝は伸ばしますのでもう少しサイズが調整できる方が良かったのではないかと感じました。
OneOdio SuperEQ S2の操作性と使い方
OneOdio SuperEQ S2 の操作方法は次の通り。
動作内容 | ボタン | 操作 |
ANC オン/オフ | ANC | 1回押す |
音量+ | + | 1回押す |
音量- | - | 1回押す |
曲送り | + | 長押し |
曲戻し | - | 長押し |
再生/一時停止 | MFB | 1回押す |
電話に出る/切る | MFB | 1回押す |
Siriの呼び出し | MFB | ダブルタップ |
操作パネルになる部分はプラスチックの素材でできており、少し安っぽく感じます。
操作はこの4つ部分を押さえて行います。慣れるまで少し時間は掛かりました。
マルチポイント機能付きなので、音楽や映画など楽しみながらもスマホにも出れるのでお仕事の電話があっても心配はありません。
電話があった場合は、下の方のMFB(マルチファンクション)ボタンを押すだけで同時に再生中にコンテンツは停止して会話に切り替わります。
この点も気に入っており、おうち時間を安心して楽しめます。
似た言葉でマルチペアリングというものがあります。このあたりが気になる方は次に記事が参考になります。知ってる?Bluetoothの複数接続「マルチペアリング」と「マルチポイント」の違い
OneOdio SuperEQ S2のペアリングの設定方法
さてこのペアリングですが、設定はとてもシンプルです。一度設定しておけば次からはデバイスを感知して自動で繋がります。
- ①電源がオフの状態から、MFBボタンを約三秒間押すと、LEDが青と赤で点滅
- ②設定>Bluetoothをタップ>SuperEQ S2をタップで完了
これでiPhoneとのペアリングは完了です。音楽はもちろん電話にも対応します。
さらにマルチポイント機能を活かして、プロジェクタ―にも繋いでみます。今回は話題のpopIn Aladdinに繋いでみました。方法は簡単以下の通りです。
- ②システム環境設定>Bluetoothを選択> SuperEQ S2 を選択で完了
これで映画を観ながらでも、仕事関係や知り合いからの電話があった場合も大丈夫です。今回の一連のレビューはOneOdio SuperEQ S2 のヘッドホンを装着し、popIn Aladdinの大画面で映画や音楽動画を観ながら行いました。
OneOdio SuperEQ S2の付属品
OneOdio SuperEQ S2 の付属品はUSB-C充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブル、飛行機用変換アダプタ、ポーチ、説明書です。
SuperEQ のロゴの入ったポーチは合皮だと思いますが、柔らかくクッション性もある素材で優しい手触りです。
ヘッドホンはこのように折り畳みが可能なので、ポーチに入れて持ち運びもしやすいです。
左から飛行機用変換アダプタ、USB-C充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブルとなっています。
それぞれのケーブルの差し込み口とマイクや充電指示灯の位置です。
OneOdio SuperEQ S2のLEDインジケーターの状態について
LEDインジケーターの表示内容をまとめました。使用時の参考になさってください。
項目 | 表示内容 | 表示場所 |
ペアリング時 | 青と赤で交互に点滅 | 操作パネル |
接続成功時 | 青で点滅 | 操作パネル |
音楽再生中 | 青でゆっくり点滅 | 操作パネル |
バッテリ低下時 | 赤に変わり音声警告が鳴る | 操作パネル |
ANC機能時 | 緑に点灯 | 操作パネル |
充電中 | 赤に変わる | 充電指示灯 |
充電完了時 | 赤が消灯 | 充電指示灯 |
OneOdio SuperEQ S2の特徴
ここまでレビュー中心で記述してきましたが、公式のOneOdioのストアではこのように OneOdio SuperEQ S2 の特徴を紹介されています。
【アクティブノイズキャンセリング ヘッドホン】
遮音性を高めるノイズキャンセリング機能を搭載して、乗り物や街中などの騒がしい場所でも周囲のノイズを打ち消し、日常のより多くの場面で音楽に没入できる。【疲れにくく心地いい装着感なオンイヤーヘッドホン】
軽量の肌触りの通気性良い低反撥プロテイン生地のイヤーパッドを採用。耳の角度に合わせて90度回転できるスイベル機構を採用したハウジング、スムースな長さ調節を可能にしたヘッドバンドにより、耳にしっかりフィットし長時間のリスニングでも快適な装着感で音楽をお楽しみいただける。【CVC 8.0ノイズキャンセリング ヘッドフォン】
本体には、クリアな音声で通話ができる高感度のマイクを内蔵しており、CVC 8.0ノイズキャンセリング技術は周囲の雑音を削減でき、ハンズフリー通話が可能。在宅ワーク時や、移動中などでの急な入電時にも便利。【便利なBluetooth5.0 ヘッドホン】
QCC3003高精度Bluetooth5.0チップを搭載します。ペアリングするには、S2をそのデバイスに近づけて、画面に表示される「接続」をタップするだけで、あなたのデバイスと瞬時につながります。そして、安定した高品質音声データを転送、Bluetoothで動画、生放送の場合でも、音質を影響しないままに遅延を最小限に軽減してくれます。【HiFi高音質と優れた重低音なワイヤレスヘッドホン】
Amazonプライムより引用
40mm径のダイナミックドライバーを搭載しており、低音から、中高音域までバランスのよい音質実現します。3.5mm AUX端末に接続し、音楽再生の遅延を強力に抑えられ、音質が全く劣化せずに楽しめ、より高音質かつ臨場感の溢れるサウンドをお届け致します。
OneOdio SuperEQ S2の製品仕様
OneOdio SuperEQ S2 の製品仕様を表にしてまとめました。
メーカー | OneOdio |
型式 | SuperEQ S2 |
タイプ | オンイヤー |
カラー① | オレンジ×グリーン |
カラー② | ブラック×グリーン |
カラー③ | ブラック |
製品サイズ | 16.76 x 13.97 x 9.14cm |
重さ | 210 g |
素材 | ステンレス鋼, プラスチック |
スピ一カ一直径 | 40mm |
周波数応答 | 20Hz-20KHz |
コーデック | SBC / AAC |
無線通信方式 | Bluetooth Ver.5.0 |
Bluetoothチップ | QCC3003 |
Bluetooth 最大通信距離 | 10m |
ノイズキャンセリング | ANC |
ヘッドホンジャック | AUX 3.5mm |
騒音低減効果 | 20~25db |
充電端子 | USB Type-C |
連続再生時間 | 最大25時間 |
充電端子 | USB Type-C |
再生可能時間 | ANC+BT■最大18時間 |
BT■最大25時間 | |
ANC■最大45時間 | |
充電時間 | 約2時間 |
この中で「コーデック」という項目があります。遅延や音質に関わるところなので、気になる方は次の記事が参考になります。
OneOdio SuperEQ S2の価格とまとめ
冒頭の方でお伝えしましたが、重低音がよく響き渡るのでSFやアクション系の映画との相性も良く、おうち時の楽しみが増えます。 ペアリングの設定も簡単でした。
マルチポイント機能があるので、同時にスマホの待ち受けにも使うことができるのでとても便利、交友関係の広い方やビジネスで忙しい方にも安心です。
また、アクティブノイズキャンセリングをONにすることによって日常のノイズも軽減してくれますので、より音楽を楽しむことができます。
特に映画鑑賞では人物の会話がとてもクリアと伝わってくるところも気に入ってます。
ただちょっとサイズがちょっと小さめなので人によってはネックになるかもしれません。
OneOdio SuperEQ S2 のアクティブノイズキャンセリングは完全に音を遮断するわけではないので、過度の期待をしてはいけません。
さて価格ですが、公式サイトでは、 SuperEQ S2 は4,999円で販売されています。
結論としては、5,000円を切る価格でアクティブノイズキャンセリング搭載のワイヤレスヘッドホンが買えるのはかなりお得なので、性能以上にとてもコスパの良い商品と言えます。
コメント