マキタの扇風機はうるさい?サーキュレーターマニアが徹底検証!

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マキタの扇風機はうるさい? サーキュレーター

コードレス電動工具メーカーとして名高いマキタの扇風機は、その性能とデザインで人気ですが、「うるさい」という声も。

そこで、サーキュレーターマニアが実際に使用してみて徹底検証しました。

果たして、本当にうるさいのか?

18V、14.4Vのバッテリ対応のCF102DZを使って試したところ、

結論「風量弱は静かではあるが、中と強は充分なパワーがある反面うるさいレベル」

と評判通り「うるさい」という感想です。

でも、

それだけじゃありませんでした!

この記事では、

  • マキタの扇風機がどれほどうるさいのか?
  • 果たして、ただうるさいだけなのか?
  • マキタ扇風機の種類
  • バッテリの違いについて
  • おすすめのマキタ扇風機は?

という5点を、サーキュレーターマニアの視点でお伝えします。

マキタの扇風機はうるさい?検証に使用した機種「CF102DZ」を紹介

今回の検証で使用したマキタの扇風機はこちら。

18V、14.4Vのバッテリ対応のCF102DZです。

バッテリBL1860を使用すれば、強風で9時間35分、弱風で21時間10分稼働できる頼もしい充電式ファンです。

羽根径は18cm、コンパクトで1.3㎏と軽量。

自動首振り機能、切りタイマー機能付きで、1・2・4時間の設定が可能。

上下の角度調整は手動で、風量調整は3段階となっています。

サーキュレーターとしても充分使えそうです。

また、ACアダプタ付きですので、高価なバッテリを買わずとも使用できます。

マキタの扇風機のうるさいレベルを徹底検証

風量調整は3段階ですので、「弱風」「中風」「強風」と分けて、騒音レベルを検証しました。

計測は本体上部10㎝の位置、風が直接当たらない場所です。

扇風機を稼働しない場合はこの日、約35dBという騒音環境です。

サーキュレーターマニアが語る!マキタの扇風機のうるさいの真実

■「弱風」の騒音レベル

風量「弱」の場合は、騒音値は53.7dBでした。

総務省消防庁の「騒音の目安」でいえば、書店の店内ほどにあたります。

実際、風切りを少し感じる程度で、決してうるさいというレベルではありませんでした。

■「中風」の騒音レベル

さてここからでしょう、マキタの扇風機が「うるさい」と言われるゆえんは。

測定値は57.8dBと一気に跳ね上がりました。

一般的に約50dB以下が静かレベルで、60dB以上はうるさいと言われます。

実際、中風にするとモーター音と風切り音が上昇します。

室内で使うには、動画を観る場合など気になるレベルでした。

■「強風」の騒音レベル

最後はMAX時「強風」の場合は、中風と比べて騒音値はちょっと上がる感じでした。

正直「強」と「中」は、うるさいのはもちろんですが、あまり差は感じないレベルでした。

しかしながら、風量はたっぷりと感じることができます!

やはりマキタの扇風機は、作業場や屋外などある程度環境音のある場所で、騒音を気にせず使うほうが性能も充分に発揮できるので良さそうです。

マキタの扇風機のうるささを他社のサーキュレーターと比べてみた

では、マキタの扇風機のうるささを他社のサーキュレーターと比べてみるとどうでしょうか?

一般的にサーキュレーターは扇風機と異なり、直進性を高めていることもあって、強力な風とともに風切り音などの大きな音を発します。

そこで、次の日本の代表的なメーカーのサーキュレーターと、騒音レベルを比べてみました。

  • アイリスオーヤマ:18畳対応PCF-SC15T
  • 山善:18畳対応YAR-DDW152

性能の詳細は以下の記事をご覧ください。
PCF-SC15T
YAR-DDW152

■「弱風」の騒音レベルの比較

弱風の場合は、一般的なサーキュレーターのほうが圧倒的に静かでした。

これは静音性の違いではなく、その役目の違いによります。

サーキュレーターは空気を循環させるためのものですので、一度循環する空気の流れを作ってしまえば、後は少ない風量で維持できます。

そのため、このようにサーキュレーターの弱風は各社パワーを抑えて作られており、結果うるさくないのです。

■「中風」の騒音レベルの比較

さて、ここからが本番!

他社は、ともに5段階レベルの「3」で計測、これを「中風」にしました。

するとこのように騒音レベルは、一つはほぼ同じ(PCF-SC15T)、一つは(YAR-DDW152)、だいぶ近づいてきました。

こうしてみると、マキタ扇風機はただうるさいのではなく、風量を確保するため騒音レベルも高くなったといえるのではないでしょうか?

■「強風」の騒音レベルの比較

最後は風量MAX時「強風」です。

騒音レベルはこのようにサーキュレーターのほうが、うるさくなりましたね。

実際、3つ同時に稼働するとマキタ扇風機の騒音は、他と比べてみると低く感じます。

さすがに風量は、サーキュレーターには及ばないものの、充分な風量を感じることはできます。

果たしてマキタの扇風機はただうるさいだけなのか?

今回の検証の結果から分かったことは以下の2点です。

  • 風量弱は、風切りを少し感じる程度で、決してうるさいというレベルではない
  • 中と強は充分なパワーがある反面うるさいレベル

マキタの扇風機はうるさいのは間違いありません。

しかしながら、うるさいと言われる中と強は充分なパワーがあるのも事実です。

また、一般的なサーキュレーターと比べて風量MAX時の騒音レベルは、ほぼ同レベルだとも分かりました。

結果、マキタは扇風機としてはうるさいかもしれませんが、サーキュレーターとしては飛び抜けてうるさいというレベルではありませんでした。

実際に使ってみると、風の直進性も優れており、なんと10m先でも風を感じることもできます。

前面のファングリルの形状もサーキュレーターと同じで、扇風機にはない直進性を高めて設計されており、コードレスサーキュレーターとして見た場合、全く遜色ない性能を感じました。

いや、むしろその風量からすれば、高性能なコードレスサーキュレーターとみていいでしょう。

そのうえ、軽量なので持ち運びもしやすいので便利です。

ただし、バッテリが高いのがネックですね。

マキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)の種類

マキタの扇風機をざっくり紹介すると以下4つに分類できます。

  1. 羽根径が18㎝タイプ
  2. 羽根径が23.5㎝タイプ
  3. 羽根径が33㎝タイプ
  4. 羽根径が45㎝タイプ

それぞれ詳しく見てみましょう。

マキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)を4つに分類する

■マキタでは充電式ファンと呼ばれるものです。

1,羽根径が18㎝タイプ(左)
※さらにバッテリ「18V/14.4V」「10.8V」対応と、首振りなしタイプの「10.8V」対応の3種類あり

2,羽根径が23.5㎝タイプ(右)
※さらにバッテリ「40V」「18V」「14.4V」対応の3種類あり

この2つの大きな違いは、

  1. 羽根径の大きさ
  2. ワンタッチでカバーが脱着できる(右)
  3. 最大風速(左) 180m/min(右)190m/min

となります。

うるささはサーキュレーター並みですので、ご家庭でも使えるタイプです。

■マキタでは産業扇と呼ばれるものです。

3,羽根径が33㎝タイプ(左)
※さらにバッテリ「40Vmax」「18V/14.4V」対応の2種類あり

4,羽根径が45㎝タイプ(右)
※バッテリ「40Vmax/18V」対応のみの1種類のみ

この2つの大きな違いは、

  1. 羽根径の大きさ
  2. ワンタッチでカバーが脱着できる(左)
  3. 工具なしでカバーが脱着できる(右)※4本の留め具を手で回すだけ
  4. 最大風速(左) 240m/min(右)300m/min

となります。

このあたりのタイプは、うるさいのがかなり増しますので、ご家庭で使用するには向いていません。

マキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)バッテリによるパワーの違い

マキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)の種類をお分かりいただけたと思いますが、

ここで「バッテリによってパワーが違うの」

という疑問が浮かぶと思います。

結論は、機種が同じならバッテリの電圧によるパワーの違いはありません。

ただし、電圧が低いタイプは稼働時間が短くなります。

例えば、羽根径が18㎝タイプなら、バッテリが「18V/14.4V」「10.8V」の2種類があります。

羽根径18㎝タイプ

さらに、このうち今回使用した「18V/14.4V」対応のCF102Dという機種なら、18Vと14.4Vの2つバッテリーに対応しています。

このCF102Dは、

  • 18VのBL1860Bというバッテリで使用した場合は、強で約9時間35分稼働可能
  • 14.45VのBL1460Bというバッテリで使用した場合は、強で約6時間5分稼働可能

とこのように異なります。

風速は、 180m/minとパワーは変わりません。

ちなみに両方とも6.0Ahです。

ここで、また1つの疑問が浮かんだ方もいるでしょう。

「アンペアって何だっけ?」

と気になった方、次の章で説明をしますね。

マキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)バッテリのアンペアの違いとは?

さきほど紹介したマキタの扇風機(充電式ファン、充電式産業扇)で、使えるバッテリは「40V」「18V」「14.4V」「10.8V」の4種類です。

この4種類には、

1.5Ah / 2.0Ah / 3.0Ah / 4.0Ah / 5.0Ah / 6.0Ah /8.0Ahと計7種類のアンペア違いのものがあります。

アンペアは、簡単に言えば電池の容量のことです。

例えば、

今回使用した「18V/14.4V」対応のCF102Dという機種なら、

  • 6.0AhのBL1860Bというバッテリで使用した場合は、強で約9時間35分稼働可能
  • 2.0AhのBL1820Bというバッテリで使用した場合は、強で約3時間10分稼働可能

となります。

アンペアと稼働時間は、ほぼ比例しますので長時間使いたい方は、アンペアが大きいものを選ぶといいでしょう。

サーキュレーターマニアがおすすめするマキタ扇風機は?

サーキュレーターマニアがおすすめするマキタ扇風機は以下2つです。

  • CF102D
  • CF203D

■CF102D(CF102DZ:青、CF102DZW:白)

最大風速 180m/minとコードレスサーキュレーターとして見た場合、かなり高性能と呼べるものです。

羽根径が18㎝あり、たっぷりな風量を届けてくれます。一般的なサーキュレーターよりもコンパクトで、軽量に仕上げられています。

これは今回の記事で使用したものですが、実験では10m先まで風が届きましたので、

ただの扇風機だけでなく、サーキュレーターとしても充分に使えます。

ただし、

中風と強風はうるさいレベルですが、一般的なサーキュレーターと比較しても飛び抜けてうるさいわけではありません。

あと、清掃時の分解に工具が必要となるのがネックですが、呼び「3」の六角レンチがあれば、前面ガードは簡単に外せます。

サイズは、幅 27.2㎝、奥行18.5㎝、高さ28.4㎝と、

一般的なサーキュレーターの羽根径15㎝とほぼ同じ大きさです。

首振り機能やタイマーも付いています。

また、ACアダプタもついているので、まずは本体を購入して、性能を確かめてから高価なバッテリを購入するのもいいかもしれません。

ちなみに、パワーはACアダプタで使う場合とバッテリで使う場合も同じ性能を発揮しましたよ。

■CF203D(CF203DZ:青、CF203DZW:白)

さらにパワーを求めるならこれ!

最大風速 190m/minとパワーアップ仕様です。

さらに羽根径が23.5㎝もあり、風量が格段にアップしています。

こちらは、前面ガードも工具なしで外せるので清掃が簡単!

サイズは、幅 33.3㎝、奥行14㎝、高さ44.7㎝と、さきほどの機種よりもスリムですが、幅と高さは大きくなっています。

その分たっぷりの風量を届けてくれます。

うるささはありますが、ご家庭だけでなくキャンプでも使いたい方におすすめとなっています。

こちらも首振り機能やタイマーも付いていますよ。

もちろんACアダプタ付きです。

まずは本体を購入して、性能を確かめてから高価なバッテリを購入するのがおすすめです。

■CF003G

これ以上の性能をお求めの方は、うるさいのを覚悟でマキタの産業扇がおすすめです。

ただし、今回はサーキュレーターマニアの視点で記事を書いています。

そのため、ご家庭で使うサーキュレーターがメインですので、

あくまでも参考のため、現場の方限定としておきます。

■ちなみにバッテリはBL1860Bがおすすめです

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