12畳用のコンパクトサイズのサーキュレーターをお探しの方におすすめしたいのが、今回紹介するボルネードの52-JP です。
そのスタイルは特徴的で「コンパクトなのにパワフル、男前なブラックボディの小型サーキュレーター」と公式サイトでもうたっています。
ただし、首振りはしないので純粋に空気循環を目的としたサーキュレーターをお求めの方に限ります。
そんなボルネード52-JPですが、
「本当にパワフル?」
「使い勝手はどんな感じ?」
など実際はどうなのか真実を口コミや評判、そして実体験から紹介します。
ボルネードサーキュレーター52-JP 12畳用の口コミ評判

ボルネードサーキュレーター52-JP12畳用のレビューを交えながら、良くも悪くも真実をガッツリと紹介します!
ボルネードサーキュレーター52-JP 12畳用の悪い口コミ評判
最弱でも音の大きさが少し気になります

口コミ評判では「最弱でも音の大きさが少し気になります」とありましたが、これには私も「そんなはずはないだろう」と違う意味でビックリしました。
早速、騒音計で実際の騒音レベルを測定すると約49dbでした。
これはかなり低い数値で一般的には「静かなオフィス」と言われています。
他のサーキュレーターと比較すると静音性は確かにありますが、音に敏感だったりする方にはやはり少々気になるようです。
スイッチの印が見えにくく、風量が強→中→弱なので少々ビックリした

これは真っ黒なスイッチなので印が見えにくいためでしょう。風量が強→中→弱だったため少々ビックリしたのも納得です。
また、個人的にはこの風量を示すマークがかなり見づらいです。
あと風量の順番ですが、これはこれでOKだと思います。
なぜかというと空気循環を考慮しての設計だからです。
まずは風量大で大量に風を送り、循環しだしたら順番に弱くするという流れに沿った設計です。
「なぜボルネードのサーキュレーターは《強》から始まるのですか?」
という問いにも以下のように公式サイトで回答があります。
これは気流を起こすために大きな力が必要だからで、使い方としても《強》《中》《弱》と並んでいると都合が良いのです。
ボルネード公式note 夏、サーキュレーターはどう使う?《基本編》より
3段階なのでもう少し風量調整が欲しい、首振りあればもっと優秀だった

3段階なのでもう少し風量調整が欲しい、首振りあればもっと優秀だったというもの事実ですが、基本的にボルネードは首振りをしません。(例外機種STRATA-JP)
またこの52-JPは3段階ですが、空気循環には十分な段階です。
ただ、人によってはもう少し細かい設定が必要に感じることでしょう。
上下の手動角度調整が硬い

ボルネード52-JPの上下角度調整は本当に固いです。
本体を抑えながら角度を変えてあげる必要があります。

そのため、この固さは人によっては煩わしく感じるでしょう。
言い換えれば、それだけ丈夫な設計であるということでしょうか。長く使えて安心ではあります。
昔、チープな作りのサーキュレーターで、角度調整がバカになり短命になったものもありますので、これぐらいでいいかもしれませんね。
簡単に分解できて清掃ができると良いです

ハッキリいいます!ボルネード52-JPの分解方法は面倒です。ですが慣れてしまえばなんてこともありません。
ただ分解時にパーツを失くさないように注意してください。
分解清掃については後ほどお伝えしますね。
≫分解清掃の方法
ボルネードサーキュレーター52-JP 12畳用の良い口コミ評判
本体は小さいですが、とてもパワフル

ボルネード52-JPのサイズは、幅25.0×奥行23.0×高さ28.5㎝でほぼA4並みのコンパクトサイズです。
おそらく最初は、想像していたよりも小さく感じるでしょう。

しかしながら、反面そのパワフルさにも驚くことになります。
これは当サイト測定値でいえば
- AZ-SC15TEC-W(18畳用)・・・6.1m/s
- RCRP-BZX015(24畳用)・・・6.2m/s
他社の18畳用などにも負けないほど強力でした。
とにかく進む、まっすぐ進む、直進性はかなりある。
ボルネード52-JPは直進性が優れていると口コミでも評判です。
実際に当サイトで3m先の風速を測定、9か所実施してその合計を出したものがこれです。
52-JPの3m先最大風速(m/s):風量ポイント11.3 | ||
1.4 | 1.4 | 1.1 |
1.6 | 1.7 | 1.1 |
1.1 | 1.3 | 0.6 |
風量ポイントと名付けていますが、その値は11.3ポイントでした。
これをさきほどの他社製品と比較すると
- AZ-SC15TEC-W(18畳用)・・・10.1ポイント
- RCRP-BZX015(24畳用)・・・10.3ポイント
を上回っており、これまた驚きました。
2社の製品ともそれぞれ長所があり、おすすめのサーキュレーターです。
ですがパワーなら、ボルネード52-JPは12畳用として十分過ぎるスペックがあります。
≫AZ-SC15TEC-Wのレビュー記事はこちら
≫RCRP-BZX015のレビュー記事はこちら
低速域の音の静かさがお気に入り
ボルネード52-JPの音については悪い口コミ評判でありましたが、こちらは静かさがお気に入りのようです。

再度申し上げますが、低速(弱)では他社と比較してもかなり静かな設計です。
実際の体感も、オンになっていてもほとんど気にならないレベルでした。

ですが、中や強になってくると違ってきます。
「中」、ここまでは耳障りもほぼなく、体感的には大丈夫な感覚ですが、

「強」になってくると急にうるさく感じます。
この点は覚えておきましょう。
首の角度調節は割と硬めですが、作動中にずれなさそうです

ボルネード52-JPの首の角度調節は、確かに硬めでした。そのため作動中にずれることはありません。
部屋干しでも狙った方法にしっかりと風を送れます。

ただし真上には向けられないので、部屋干しで真下から風を当てたいと思っている方には向いていません。
デザインが良く、長時間使用に耐える優れたサーキュレーター

ボルネード52-JPは、つけっぱなしで24時間稼働できます。
ただし、公式サイトでも言っているように最低1か月に1度は清掃を心がけてくだい。
使うと分かりますが、ボルネードは背面からの吸気力が強いので、埃やゴミ、髪の毛など付着します。
そのため長く使うためには、定期的なメンテナンスが必要になってきます。
ボルネードサーキュレーター52-JP 12畳用のスペック
![]() | |
型番 | 52-JP |
モーター | ACモーター |
価格 | 9,350円 |
カラー | ブラック |
適応畳数 | 12畳 |
消費電力 | 50Hz/強50w・中36w・弱24w 60Hz/強46w・中32w・弱21w |
電気代(1時間) | 強:1.55円 |
電気代(1か月※①) | 強:約372円 |
羽根径 | 約18㎝※当サイト実測値 |
最大瞬間風速 | 6.0m/s※当サイト実測値 |
10m先風速 | – |
風量ポイント | 11.3ポイント※当サイトオリジナル計測値 |
騒音値 | 約65dB~47dB※当サイト実測値 |
左右首振り | 固定 |
上下首振り | 手動:65°(無段階) |
風量段階 | 3段階 |
リモコン | – |
切タイマー | – |
静音性 | △ |
その他特徴 | 工具必要:前面ガード、プロペラまで分解が可能 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | A4サイズ:25.0×23.0×28.5㎝ |
コードの長さ | 1.8m※当サイト実測値 |
重量 | 2.0㎏当サイト実測値 |
保証期間 | 1年 |
説明書 | URL |


ボルネードサーキュレーター52-JPの分解清掃の方法
ここでは、ボルネードサーキュレーター52-JPの分解清掃の方法について紹介します。

まず用意するのは2番ドライバーとレンチかスパナ。ドライバーは1番でも回せますが、ネジのリセス(駆動部)に余裕があるの、でいずれなめてしまう恐れがあるので2番を選択しました。

さて、ネジ止めは一か所だけで右下部の赤丸の部分にあります。



ネジが取れたら今度は4つある爪部分を外します。



コツは最初に上の2つの爪を前に押し出すようにします。

すると前面ガードが取れます。

次はプロペラを止めているナットです。時計回りに緩めて外します。

注意すべきは奥にEリングがあるので、掃除するときに失くさないようにしてください。

本体は柔らかい布やハケで埃やゴミを掃除し、髪の毛など付着していれば取り除きましょう。
汚れがひどい時は薄めた中性洗剤で拭き上げてください。
また、モーターには潤滑油の補給は不要ですので、注油はしないでくださいね。
前面ガードとプロペラは丸洗いできます。
さっと水洗いで綺麗にしましょう。

ボルネードのほとんどの機種は工具が必要で、面倒に感じるかもしれません。
でも単純な構造がゆえに丈夫さは他社を寄せ付けません。
長期間使える相棒ですので、メンテを覚えて大事に使ってやってくださいね。
まとめ
今回の記事「ボルネードサーキュレーター52-JP 12畳用の口コミ評判は本当?」はいかがだったでしょうか。
正直、見た目はカッコイイと思っていましたが、こんなにもパワフルだと思っていませんでした。
でも、検証して比較すると12畳用以上にパワーがあり驚くことに。
ほんとにコンパクトでパワフル、そして男前のサーキュレーターです。
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