快適に過ごすために、皆さんはサーキュレーターをどこに向けて風を送っていますか?
季節やエアコンとの併用や使用目的によっても違ってくるので様々だと思いますが、その中でサーキュレーターを床に向けている方は、ほとんどいないではないでしょうか。
「サーキュレーター 床に向ける」と検索しても、詳しく書かれた記事は今のところありません。※2023円8月時点
そこで今回は、新発想としてありそうでなかった「サーキュレーターを床に向ける」という方法を紹介します。
夏場、これがとても涼しいんです!
新発想!ありそうでなかった「サーキュレーターを床に向けて風を送る」方法を紹介!
- 実際にサーキュレーターを床に向けて使ってみた様子
- 新発見!夏場なかなか寝れなかったが足裏を冷やすと、なぜか寝つきが良くなった
- サーキュレーターを床に向けて使うと得られる効果やメリット
- サーキュレーターを床に向けて使うデメリット
- サーキュレーターを床に向けて使うコツやポイント
- サーキュレーターを床に向けて使えるおすすめのサーキュレーター
実体験をレビュー!サーキュレーターを床に向けて風を送ってみた
きっかけは1階のリビングをワックスがけを行っていた時でした。暑いのでエアコンを付けて作業をします。
ワックスを塗り終わり、家族の者が起きてくる前に少しでも早く乾燥させようとサーキュレーターを投入!当然サーキュレーターは床に向けます。
短時間で乾いた後、そのまま大の字になって寝そべること数秒、「あれ!めちゃ涼しいやん!」
それもサーキュレーターと離れた位置であったにもかかわらず、ひんやりとした風が遠くまで届くんです!
さらには、その対角線上にある隣の脱衣場や風呂場までも!
ありそうでなかったこの使い方にちょっと驚いた瞬間です。
このようにサーキュレーターを床に向けて風を送ると、床を這うように遠くまで風が届くので、低い位置や隣の部屋までかなり快適になることが分かりました。
新発見!夏場なかなか寝れなかったが、足裏を冷やすと寝つきが良くなった
この章は記事を一度書き終えてから加筆しました。
夏場暑くてなかなか寝付けなかった筆者の体験談ですが、是非試して欲しいと思います。
サーキュレーターを床に向けると足裏にダイレクトの風を送れます。これは本来の空気の循環の役目とは違ってきますが、高さのある扇風機にはできないことです。
さらには、床に向けてやると風が這うように届くのでピンポイントで足裏を狙えます。
では、「これの何が良いの?」と思いでしょう。
結論!足裏を冷やすと寝つきが良くなったんです!
実はこれ、ツイッターで検索していたら、下記のような内容があったんです。
熱中症にならないためにも対策は必要ですが、扇風機やサーキュレーターを使うなら足元に冷風が来るようにすると寝つきがよくなる
X(旧ツイッター)
昨日は足元にサーキュレーターの風を当てながら寝たらわりと寝苦しくなかった。
X(旧ツイッター)
寝る時は足元にサーキュレーターを全開にしてます。気化熱で涼しいですよ
X(旧ツイッター)
夏場は足裏が馬鹿熱くて寝れなかったけど足裏にサーキュレーターぶち当てたらめちゃくちゃすっぽり寝れた
X(旧ツイッター)
足は布団の中に入れた方が眠りやすいっていうのマジかというやつ。自分の場合は経験上足裏にサーキュレーターの風を当てながら寝る方が眠りやすいというやつなんですけどなぁ
X(旧ツイッター)
これらの内容を見て、実際はどうなんだろうかと好奇心で試した結果なんですが、自分でもびっくりです。
サーキュレーターを足元や足裏に当てると、不思議と眠気が誘発されて、いつの間にか寝てしまいますよ。
夏場、暑くてなかなか寝れない方は是非試してください。
後日調べると、驚くことにこれには科学的根拠があったんです。
それについて別の記事のまとめる予定ですので出来次第リンクを貼りますね。
サーキュレーターを床に向けて風を送ると得られる効果とメリット
サーキュレーターを床に向けて風を送ると得られる効果やメリットを下記にまとめてみました。
- エアコンとの併用で急速に足元など低い位置を中心に冷やすことができる
- 離れていても自然に近い優しい風を感じることができる
- 水平に設置するよりも風の到達距離が伸びる
- 真下に向けてやるとサーキュレーターを中心に360度に風を送れる
- 床で布団を敷いて就寝している方や座椅子などを使われている方やペットにも最適
- エアコンの設定温度28℃で十分に過ごせるので節電できる
まず、エアコンとの併用で低い位置を中心に冷やすことができると既にお伝えしましたが、吸引口をエアコンに向けるため、涼しくなるまでの時間が早いです。
また、離れていても自然に近い優しい風を幅広く感じることができるので、大きな部屋でも有効です。
そして、今回さらにびっくりしたのが風の到達距離です。
水平に向けるのが一番到達距離が伸びると思っていましたが、肌で感じるうえでは深々とお辞儀するようなスタイルの方がより風を感じることができました。
さらには真下に向けてやると360度に風を送れます。ただし、さきほどよりかは風の到達距離は短くなりますが、より自然に近い風を感じることができます。
この方法だと、床で布団を敷いて就寝している方や座椅子などを使われている方にも優しく風を送れます。ワンちゃんやネコちゃんも喜びそうです。
そして最後は節電効果です。
左はマイルームで28℃、右は1階リビングで26℃でエアコンを設定してますが、サーキュレーターを併用すればこれで十分です。
ちなみにマイルームのエアコンは2005年ものでめちゃ古いです(^^;)
1階リビングは家族の活動が少ない時は28℃でも大丈夫です。
夏は設定温度を1℃高くすると、消費電力が13%削減できると言われていますので、まだ設定温度が高いままの方は是非試してみてください。
サーキュレーターを床に向けて風を送るデメリット
- 足元に驚くほど風が届くので冷えすぎになる
サーキュレーターを床に向けて風を送るとメリットばかりではありません。
サーキュレーターを床に向けて風を送ると、予想以上に風がくることに驚くと思います。そのため冷え過ぎることに注意が必要です。
昔からの健康法に「頭寒足熱」があります。足はとかく冷えがちなので温めて、頭は熱くなりやすいので冷やした方がいいという意味ですが、それに反することになります。
そのいため、寒さを感じやすい足元を最初に当ててやり、涼を感じて満足したなら上半身に方向を変えてやりましょう。
その後、天井に向けてやると空気の循環で十分な涼が取れますよ。
次は、サーキュレーターを床に向けて風を送ると得られる効果を最大限に発揮する方法やコツを詳しく説明します。
ポイント①:排気口は深々とお辞儀するスタイルで吸引口をエアコンに向ける
- サーキュレーターをエアコンの真下か最短距離に設置する
- サーキュレーターの吸引口はエアコンに向ける
「サーキュレーターを床に向けて風を送る」方法のポイントは、排気口は深々とお辞儀するスタイルで吸引口をエアコンに向けることです。
この時、サーキュレーターはエアコンの真下か最短距離に設置します。
そうすることで後方からエアコンの冷風をダイレクトに取り入れ、一気に前面から排出してくれます。
その時、床に向けて一度クッションを与えることによりサーキュレーターの風が、優しい柔らかな心地良いものになります。
それだけではありません!そうして送り出された涼しい風は床を這うように広がり遠くまで届きます。
また、機種にもよりますが風の届く範囲も広く、控えめに言ってもサーキュレーターの中心から90度は広がるも嬉しいところです。
床に大の字で寝そべってください、その涼しさを実感できるはずです。
ポイント②:適応畳数が広くてほぼ真下に送風できる機種を選ぶ
- 適応畳数はお使いになりたい部屋よりも「ちょっと大きめ」を使用する
- 風向きを真下、もしくはほぼ真下に調整できるものを使用する
「サーキュレーターを床に向けて風を送る」には、サーキュレーター選びが大事です。
適応畳数はお使いになりたい部屋よりも「ちょっと大きめ」がポイントです。少しの値段の違いなら、パワーのあるサーキュレーターの方がより実感できます。
そして何よりも風向きを真下、もしくはほぼ真下に調整できるものを選びます。
首振り機能がなくても大丈夫です。ひとつの方向に固定させた方がより遠く風が届きます。
ただ、現在各メーカーから自動首振り機能や360度回転するタイプなど様々な機種が販売されていますが、風向きを真下、もしくはほぼ真下に向けれるタイプはあまりないのが現状です。
そんな中で、それが可能なサーキュレーターを次に5つ紹介します。
真下や床に向けて送風できるおすすめサーキュレーターを5つ紹介!
真下に送風できるおすすめサーキュレーターは次の5機種です。
- アイリスオーヤマ PCF-MKM15N
- アイリスオーヤマ PCF-MKM18N
- ボルネードクラシック VFANJR-JP
- ボルネード PIVOT6-JP
- ボルネード 723DC-JP
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
アイリスオーヤマ PCF-MKM15N
メーカー | アイリスオーヤマ |
型番 | PCF-MKM15N |
ブラック・ホワイト | |
羽根のサイズ | 約15㎝ |
到達距離 | 16m |
対応畳数 | 8畳 |
モーター | ACモーター |
風量(m³/分) | – |
騒音 | 35dB~ |
首振り(上下) | 手動/360° |
首振り(左右) | – |
風量調整 | 3段階 |
特殊機能 | – |
タイマー機能 | – |
リモコン | – |
消費電力 | 27W |
電気代(1時間) | 0.83円 |
幅 | 25.2㎝ |
奥行(㎝) | 18.4㎝ |
高さ(㎝) | 25.3㎝ |
本体重量 | 1.1kg |
コードの長さ | 1.4m |
電源 | 100V |
保証期間 | 1 |
価格 | 約2,800円 |
アイリスオーヤマからは人気のマカロン型のPCF-MKM15Nがおすすめです。奥行が大人の方に手を広げるよりもより小さい18㎝ほどでとてもコンパクト設計です。
同社のサーキュレーターアイシリーズと比べると風量はあまり強くはありませんが、上下角度が360度調整できる数少ないタイプです。
デザイン性も優れており、コロンとした感じが可愛いと人気です。
ただし、適応畳数は8畳ですので広い部屋での使用は向いていませんが、低価格でお求めやすくなっています。
アイリスオーヤマ PCF-MKM18N
メーカー | アイリスオーヤマ |
型番 | PCF-MKM18N |
カラー | ブラック・ホワイト |
羽根のサイズ | 約18㎝ |
到達距離 | 14m |
対応畳数 | 14畳 |
モーター | ACモーター |
風量(m³/分) | – |
騒音 | 35dB~ |
首振り(上下) | 手動/360° |
首振り(左右) | – |
風量調整 | 3段階 |
特殊機能 | – |
タイマー機能 | – |
リモコン | – |
消費電力 | 28W |
電気代(1時間) | 0.86円 |
幅 | 27.8㎝ |
奥行(㎝) | 21.4㎝ |
高さ(㎝) | 29.3㎝ |
本体重量 | 1.5kg |
コードの長さ | 1.4m |
電源 | 100V |
保証期間 | 1 |
価格 | 約3,300円 |
次のおすすめは、さきほどのPCF-MKM15NをサイズアップしたPCF-MKM18Nです。
適応畳数が8畳から14畳にパワーアップしています。羽根のサイズもひと回り大きい18㎝。
同じく上下首振り角度は360度、消費電力もほぼ同程度ですので、少しでもパワーを求めるならサイズアップしたPCF-MKM18Nがおすすめです。
ボルネードクラシック VFANJR-JP
メーカー | ボルネード |
型番 | VFANJR-JP |
カラー | ホワイト |
羽根のサイズ | 約15.5㎝※当ブログ測定値※5枚羽 |
到達距離 | 15m |
対応畳数 | 10畳 |
モーター | ACモーター |
風量(m³/分) | – |
騒音 | 32~44db |
首振り(上下) | 手動/360° |
首振り(左右) | – |
風量調整 | 2段階 |
特殊機能 | × |
タイマー機能 | × |
リモコン | × |
消費電力 | (50Hz)16W~32W/(60Hz)15W~29W |
電気代(1時間) | 0.46円~0.99円 |
幅 | 26㎝ |
奥行 | 16㎝ |
高さ | 30㎝ |
本体重量 | 1.8kg |
コードの長さ | 1.8m |
電源 | AC100V |
保証期間 | 2年 |
価格 | 約13,200円 |
世界初のサーキュレーターメーカーと知られるボルネードから、まずは「クラシック VFANJR-J」を紹介。
その名の通り「クラシック VFANJR-J」はボルネードの初期のデザインを再現したモデルです。飛行機のエンジンからヒントを得てボルネードのサーキュレーターは開発されましたが、この「クラシック VFANJR-J」は開発当初のモデルを現在に残した歴史を感じさせるモデルとなっています。
このレトロ感と重量感のある鉄のフレームは独特であり、どこか懐かしい昭和のブリキできたおもちゃを感じさせるのは私だけでしょうか。
このクラシック VFANJR-Jも上下首振り360度が可能。
真下に送風できるおすすめサーキュレーターして、インテリアとしてもおすすめです。
ボルネード PIVOT6-JP
メーカー | ボルネード |
型番 | PIVOT6-JP |
カラー | ブラック |
羽根のサイズ | 約20㎝※当ブログ測定値 |
到達距離 | 23m |
対応畳数 | 30畳 |
モーター | ACモーター |
風量(m³/分) | – |
騒音 | – |
首振り(上下) | 手動/360° |
首振り(左右) | – |
風量調整 | 4段階 |
特殊機能 | – |
タイマー機能 | – |
リモコン | – |
消費電力 | 27~49W |
電気代(1時間) | 0.83円~1.52円 |
幅 | 32.5㎝ |
奥行 | 29.0㎝ |
高さ | 31.5㎝ |
本体重量 | 2.8kg |
コードの長さ | 1.8m |
電源 | 100V |
保証期間 | 3 |
価格 | 18,700円 |
今回の一押しはこれ!ボルネード PIVOT6-JPです。
この記事のきっかけになったサーキュレーターですが、適応畳数が30畳となっており我が家のリビングやマイルームで大活躍です。
ただし風量を強にすると、そこそこうるさくなるのがデメリット。
ただ30畳で使うなら距離が離れますので強にしても、耳障りな大きさには感じません。
ましては強にするのは最初の数分です。約9畳のマイルームで使う時は最小の風量でも床に向けてやる場合、十分すぎる風量があります。
そして何よりもカッコイイです!
特にこのインレットコーン(吸引口)が特徴的で、どうやらジェットエンジンかたどったようです。
ボルネード PIVOT6-JPは、しっかりとしたパワーがあり30畳まで対応。上下首振りは360度可能ですので、真下に送風できるサーキュレーターとしてはかなりおすすめです。
遠くまで風が床を這って届きますよ。
ボルネード 723DC-JP
メーカー | ボルネード |
型番 | 723DC-JP |
カラー | ホワイト |
羽根のサイズ | 約28㎝※当ブログ測定値 |
到達距離 | 30.5m |
対応畳数 | 45畳 |
モーター | DCモーター |
風量(m³/分) | 18.55 〜 2.63以下 |
騒音 | – |
首振り(上下) | 手動/180° |
首振り(左右) | – |
風量調整 | 無段階変速 |
特殊機能 | – |
タイマー機能 | – |
リモコン | – |
消費電力 | 2~60W |
電気代(1時間) | 0.05円~1.62円 |
幅 | 42.0㎝ |
奥行 | 38.0㎝ |
高さ | 42.5㎝ |
本体重量 | 4.8㎏ |
コードの長さ | 約2.8m |
電源 | 100V |
保証期間 | 10年※製品登録が必要 |
価格 | 39,600円 |
最後は、ボルネード 723DC-JPです。適応畳数がなんと45畳もあり、もはや家庭用では最強と言っても過言ではないでしょう。
保証期間も製品登録すればなんと10年間です!ただし、モーターの部分に限ります。
でも、ボルネードは首振り機能など余分な機能がないので、そういったところが壊れる心配がありませんので、実質10年は使えるということになります。
この10年保証は、723DC-JPのようなDCモータータイプなら全て適用されます。
我が家では大活躍中です。
パワーが凄いので、部屋干しをする際も首振りしなくてガンガン乾かしてくれます。我が家は家族が多いので乾燥機を使用していますが、それだけでは追い付きません。エアコンの前に物干しワイヤーを設置してサーキュレーターでも乾かしています。乾くスピードが速いので嫌な臭いもしませんよ。
風量はダイヤル式で無段階調整できますので、お好みの風量にできるので無駄な電力はカットできます。
そして向きは真下から真上まで180度調整が可能。このように床に向けてやると自然に近い風が幅広く遠くまで届きます。
水平にするよりもさらに遠くまで風が届きます。家族に協力してもらって検証したので間違いないですよ。
今回の記事の究極型の真下、風の到達距離はさきほどよりも落ちますが、360度に低い位置に風を送れます。
人だけでなく、ワンちゃんやネコちゃんにもいいかもしれませんね。
本当に「サーキュレーターを床に向けると這うように風は遠くまで届くのか」を実験してみた
最後になりますが、今回このことを視覚的に証明できないかと考えた末に、風鈴を使う実験を思いつきました。
結果、視覚的だけでなく、聴覚的に感じることができましたので動画で紹介しますね。
コメント