最強!爆風!吸引力抜群! サーキュレーター723DC-JPをレビュー

アフィリエイト広告を利用しています

723DC-JP サーキュレーター

初めてMAXにしてその風を顔に受けてみたとき、一瞬息ができないほどの爆風にびっくりした「ボルネード723-DC」

過去10台のサーキュレーターを購入してきた筆者ですが、これは思わず家庭用では「最強かも?」と1人で声を出してしまいました。

でも、他社と比較してこれはちょっと負けているなぁとか、デメリットなどもあるのも事実。

公式ページの標準価格は¥35,200もするこのサーキュレーター、購入するのも躊躇するのも当たり前ですね。

そんな方に今回はこのボルネード最強の45畳対応 DCモーター搭載、 無段階変速で超微風から爆風まで堪能できる「ボルネード723DC-JP」を徹底レビューします。

この記事では騒音計や速度計を使用してアイリスオーヤマの人気機種PCF-SDC18Tやボルネードの人気機種の660-JPとも比較していますので、よりはっきりと性能を見極めれる内容となっていますよ。

更には「ボルネード723-DC」は節電にも大いに期待できます。その訳もしっかりと掲載していますので、そのあたりもお役に立てればと思います。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPの製品情報

ボルネードサーキュレーター723DC-JP

まずは723DC-JPの製品情報を表にしてまとめました。色は白のみ販売されています。

代理店さんに問い合わせたり、本国のHPを見てもDCモータータイプでは白以外はありませんでした。

モデル番号(型番) 723DC-JP
適用畳数 ~45畳
風の到達距離 30.5m

羽根サイズ

約28㎝ ※実測値
風量設定  無段階変速
音(db) 63 〜 30以下
首ふり機能 ×
リモコン ×
電圧(V) 100
周波数(Hz) 50/60
消費電力(W) 60 〜 2以下
電気代(1時間) 1.56円 〜 0.05円
風量(m³/分) 18.55 〜 2.63以下 
本体寸法(cm) 幅41.5×奥行46.5×高さ46.5㎝
アダプター寸法(cm) 幅11.3×奥行5.2×高さ3.3
重量 4.8㎏
保証期間 10年※製品登録が必要
標準価格 ¥44,000

723DC-JPの適応畳数は45畳・到達距離は30.5m

ボルネードサーキュレーター723DC-JPの適応畳数は45畳
VORNADO HPより

ボルネードサーキュレーター723DC-JPの適応畳数は45畳にも対応。その風の到達距離はなんと30.5mもあります。

これはボルネード社のサーキュレーターでは一番のスペックです。

また適応畳数45畳以上、到達距離30m以上というこの2つのスペックをクリアしている家庭用機種は、現在他社製品でもなくまさに「最強」と呼べるサーキュレーターです。(2021年7月時時点)

723DC-JPの羽根のサイズは約28㎝

723DC-JPの羽根のサイズは約28㎝

羽根のサイズは公式では記載がありませんので、筆者の実測ですがなんと28㎝ありました。

これは我が家のサーキュレーターでは最も大きいサイズです。

というより一般で家庭用で販売している中では、ほぼ最大です。

この羽根のサイズですが、統一した計測方法が決まっておらず、メーカーによっては本体寸法の直径そのものを羽根径と表現しているメーカーもあります。

今回の筆者の計測方法で、アイリスオーヤマ社のサーキュレーターの羽根のサイズを計るとメーカーさんが謳っているサイズとほぼ合致しますので、参考になればと思います。

723DC-JPの本体サイズは幅41.5x奥行46.5x高さ46.5

723DC-JPの本体サイズ、ランドセルとの比較

幅41.5x奥行46.5x高さ46.5というサイズは、家庭用サーキュレーターとしてはトップクラスの大きさです。ランドセルと比べてみるとこんな感じです。

これはボルネードの公式HPから引用したもの。モデルの身長157㎝の方と比べると、更にその大きさは実感できます。

高さ46.5㎝というのは身長175㎝の方の膝下の長さの平均46.37㎝とほぼ同じです。

160㎝の方で42.4㎝なので、大きさを実感したい方は自分の膝下の長さを目安に考えるといいですね。

ちなみにアイリスオーヤマの人気機種PCF-SDC18Tと比べるとこんな感じでした。

後ほど騒音計や速度計を使用して比較しますので楽しみにして下さいね。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPの梱包状態

梱包サイズは(約)幅43㎝ x 奥行43㎝x 高さ40cm、重さは6.9kg

昔、引っ越しをした時に詰め込んだ段ボールを思い出す大きさでした。

反対の面には世界地図が描かれています。本国のHPを見ると12ヶ国で販売されているようです。

本体はエアーパッキンで包まれていました。

本体を取り出すと中は段ボールの素材がうまい具合いに緩衝材として使われています。

袋から取り出すとこんな感じです。最初これはどういう向きなの?となりましたが、下の写真のようにゴムの付いている足の面が下になります。

そこからじわりじわりと向きを変えて、本来の姿に変形します。

本体以外には「利用上の注意」や「説明書」、幅11.3×奥行5.2×高さ3.3㎝の「ACアダプター」が入っています。

白い紙の方が製品保証書になっており、更にモーター保証10年サービスを受けるための製品登録手順が書いてありますので、忘れないようにしましょう。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPの使用感は?

まず最初にACアダプターを本体のどこに繋げばいいのか、ちょっと迷いました。一度分かれば後は問題はありませんが、念のためにお伝えしておきますね。

ボルネード723DC-JPのプラグの位置

場所は裏側の下の部分です。これ意外と目視しないと繋げないんです。そして差し込みはカチっと止まる感じでなく、すぐ抜けそうで少し心配になります。でも使っていると勝手に抜けることもなく、反対に抜き差しできるので収入する時などには便利です。

723DC-JPは風量調整が無段階でできます。ダイヤル式で調整を行いますが、このダイヤルもゆるゆる感が否めません。

サーッとダイヤルが回せるのはいいんですが、もう少し抵抗と言いましょうか、重みがあってもよかった気がします。

最初はその軽さに、戸惑うかもしれないですね。

風量は途中までゆっくりと上がっていき、最後の方で一気に爆風へとその力が解放される感じです。

ボルネード723DC-JPの風速

ボルネード723DC-JPの最大風速

さて、その爆風ですが市販風速計BTMETER BT-100デジタル風速計を使ってMAXの風速を計測してみました。

約1分間、風の当たる場所を少しずつ変えて計測しました。その時の瞬間最大風速です。

その数値はなんと6.8m/s。もうビュービュー、ゴーゴーと風が向かってきます!

そして羽根が大きい分、その風量も凄いです!

さすが適応畳数45畳、到達距離30.5mと言うだけあります。

これだけの風量があればエアコンと併用すれば確実に電気代が節約ができて、さらに浴室や洗濯物の乾燥、冬場や湿気の多い時期などにもその使い方や活躍の場はどんどん広がります。

サーキュレーターの使い方については、サーキュレーターの使い方10選【正しい置き方と便利な活用方法】の記事にかなり詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。

ちなみにこの約7m/sという風速は、ドローンを飛ばすには危険で、洗濯物ならしっかり固定しないと飛ばされるぐらいの強さなんですよ。
※ちなみにこの風速7m/sも出たんですが、一瞬でいい写真が撮れませんでした。

補足として、この風速については風速7Mはどのくらいの強さ? 釣りはできる? 洗濯物は干せる?という記事が参考になったので、興味のある方はご覧ください。

ボルネード723DC-JPの最小風速

次に風量のダイヤルを最小にしてその風速を計測。

その数値は1.3m/sです。

まさに超微風!約3m離れても届くその風は、ほんと未体験の風でした。

風というよりその空気の僅かな流れは暖房にも最適です。

夏場にエアコンと併用して使う場合は風量の大きさが大事ですが、冬場はその風量の大きさがネックになる場合もあります。

そのひとつとして足元に直接暖かい風を送りたい時などです。実際冬場に試して分かったんですが、風の勢いが強いと反対に寒く感じてしまいます。

そんな時にこの「超微風」があれば・・・。

このあたりは次の冬にレポートしますので、楽しみにしておいて下さい。

ちなみにこの「風速」はよくメーカーさんが記載している「風量」とは違いますのでご注意ください。

『風量』と『風速』の違いについて!計算式などを分かりやすく解説! とても分かりやすい記事でしたので紹介しておきますね。

また、風量の数値に関しては、ボルネードは米国の”サーキュレーター”の測定基準に基づいて測定されています。

日本ではサーキュレーターの風量を計る基準がまだ統一されていないためメーカーによっては扇風機の測定基準を使っているところもあります。

その場合サーキュレーターの測定基準より数字が大きくなるので、他メーカー同士で比較する時には注意しましょう

ボルネード723DC-JPの静音性

ボルネード723DC-JPの静音性

DCモータータイプの特徴の一つであるこの静音性。とても気になるところですね。

早速、騒音計を使って騒音値を計測してみました。サーキュレーターを動かす前の部屋の騒音値は、すでに36dbほどの状態です。

さて、ダイヤルを最大にまわして爆風にすると・・・なんと83.8dbです。

これはかなりの爆音でした。試しにリビングで映画を観ている家族のところへ持って行ったところ、案の定「うるさい」「セリフが聞こえない」とのご意見を頂戴する羽目に。

ここでひとつ、この騒音値ですが注意があります。

これはあくまでも筆者の計測結果であり記事内の商品同士の比較には有効ですが、そこはやっぱりプロが計測する時の環境や、計測機器など全く違ってきますメーカーさんが提示している数値とは違うのでくれぐれもご注意ください。

その後の記事では、騒音値の計測方法をこの記事のファンの前面の位置から、本体上部約10㎝上部に変更しています。

計測方法変更後の測定値は約71dbでした。

次は最低値です。

このボルネード723DC-JPを購入した時の購入動機の一つは「静音性」

先ほどの爆音はAmazonなどの購入レビューで既に承知していたので、驚きはなかったんですがMAX時の風量以外はどうなんだろうかと、とても気になってたところでした。

まず超微風で測りました。さて結果はというと・・・

するとこれはほぼ何もしない部屋の騒音値と変わないほど。

あまりにも低くて比較するにも使えないほどの微々たる数値でした。誤差の範囲ってとこでしょうか。

実際に音を聞いても、ほとんどうるささを感じないレベル。

計測中も外の音や騒音計に触れている手の僅かな動きに数値が上昇してしまうほどです。

更にダイヤルを回して風量を上げていくと実際の感覚としては、実用域のダイヤルの4分の3ぐらいまでは、あまり気にならないレベルでした。

そこから一気に爆風と共に音も大きくなるという感じです。

で実際はうるさくなるのは「風切り音」。

ここはさすがボルネード、モーター特有の甲高い回転音はほぼ聞こえてきません。DCモーターを活かした静音性はとても優秀だといえます。

ここで、「でも本当なの?」とか「実際に聞いてみたい」なんて思いませんか?

実はこの超低騒音から爆音まで自由自在、無段階変速の音を録音したものがあります。

どうぞお聞きください。ゆっくりとダイヤルを上げてみました。

カチっと鳴るのとスタートです。

723DC-JPの音

補足としてこの騒音値の目安表を作成しましたので参考になさってください。「騒音値の基準と目安」という記事を引用させて頂きました。

騒音値(db) うるささ 身体/生活への影響 大きさの目安
120db きわめてうるさい 聴覚機能に異常をきたす ジェット機エンジンの近く
110db 自動車のクラクション
100db 電車が通るときのガード下
90db うるさくて我慢できない 犬の鳴き声
カラオケ店室内
80db 地下鉄の車内
麻雀牌をかき混ぜる音
70db うるさい かなりうるさい、かなり大きな声を
出さないと会話ができない
騒々しい街頭
セミの鳴き声
60db 非常に大きく聞こえうるさい、
声を大きくすれば会話ができる
普通の会話
洗濯機の音
テレビの音
50db 普通 大きく聞こえる、通常の会話は可能 静かな事務所
換気扇の音
40db 聞こえる会話には支障なし 静かな住宅地の昼
図書館
30db 静か 非常に小さく聞こえる 郊外の深夜
ささやき声
20db ほとんど聞こえない 木の葉のふれあう音

ボルネード723DC-JPの驚きの吸引力

今回の実験で一番の発見がこの吸引力でした。冒頭で申し上げましたが、これらの実験はアイリスオーヤマの人気機種PCF-SDC18Tやボルネードの人気機種の660-JPとも比較しています。

後ほどその結果は発表しますが、この実験では723DC-JPと660-JPはPCF-SDC18Tを寄せ付けない結果が出ました。

単純に吐き出す風と吸い込む風を数値で比較できないかもしれませんが、723DC-JPの3.5m/sという風速は、家にある扇風機の2台の内、その1台のMAXの風速と同じでした。

これが驚き!嬉しい発見でした。

ではなぜ吸引力を測ってみたのか?

それはサーキュレーターが空気循環機と言われるからこそです。

空気を吐き出すだけでは循環しません。この循環をイメージしやすく言えば。

例えばお風呂の追い炊きです。

お湯を吸い込んで、温めた後に吐き出す、これを繰り返しますね。

吸い込む力が弱いと温めた直すのも時間が掛かってしまいます。

じゃサーキュレーターってどうなの?

ネットで調べてもこの吸引力を書いてある記事やレビューも見当たらなかったので、じゃあ自分で実験すればいいやんとなりました。

ボルネードは伊達じゃない!

と1人、実験結果に満足する筆者でした。

ボルネード723DC-JPの前面カバーを外す方法と持ち運び方

ボルネード723DC-JPのお手入れ

まず筆者がサーキュレーターを購入してする作業があります。それは前面カバーを外すことです。

何故するのか?

それは掃除する時の手間を知りたいからです。

機種によっては工具やコツが必要であったりして、後々大変だったりしますので。

ではこのボルネード723DC-JPはどうでしょうか?

結果は「仕込み工具とコツが必要」でした。

用意するものは2つ、マイナスドライバーと付箋紙。

付箋紙をマイナスドライバーの先に巻きます。布でもいいんですが、薄いと破れたりするとサーキュレーターに傷が入ったりするのでより安全で丈夫な付箋紙を使用しました。

ボルネード723DC-JPの全面カバーの外し方

赤丸3つの所にツメがあります。これはてこの原理を使い写真のようにマイナスドライバーを上に動かして、ツメを内側に押し込みます。

これが結構難しいというかコツが必要です。何度か試してやったもののなかなか大変でした。

コツはできるだけマイナスドライバーをしっかりと奥まで突っ込んで、反対の手で前面カバーを持ちながらやるのがポイントです

一ヶ所外れると嘘みたいに一気に外れます。この記事のためにもう7,8回は挑戦しました。

カバー裏面はこんな感じです。汚れても丸洗いできますね。

手こずったツメと合わせ目の部分はこんな感じです。何回も外したのでつい、ツメに傷が入っちゃいました。

あとこの723DC-JPには取っ手がありません。したがって写真のようにシルバーのアーム部分を握って移動させます。

ボルネード723DC-JPの取っ手

写真では片手で握っていますが、必ず両手でしっかりと持って移動させてくださいね。

ボルネード723DC-JPの掃除方法

続いてお手入れや掃除の方法です。こちらに関しては公式チャンネルから引用させていただきました。

この動画はとても丁寧で分かりやすいです。実は私プロペラを外そうとしましたが、結果外れなくて困っていました。力を入れ過ぎて壊れないか心配になってしまい途中で断念。

動画を観て「なるほど」となり早速実践して問題は解決です。

あと動画の中でモーターの軸の部分に絡むゴミや髪の毛は、長く使っていると知らず知らずのうちに溜まります。これは絶対にやっておくべきお手入れなので忘れずに行ってくださいね。

ボルネード723DC-JPの電気代

電気計算式
電気料金計算サイトより

次は気になる電気代です。

723DC-JPの消費電力は60 〜 2W以下です。このMAXの電力60Wを1日8時間30日(※1kWh単価27円で計算))使用した時の料金は388.8円です。

実際、この消費電力MAXで使い続けることはなく、せいぜい使い始めの10分から15分。

その後は中ぐらいの風量で十分でした。

では次はその中ぐらいの風量で使用した場合はどうでしょうか?

35Wで計算すると結果は月額226.8円、かなり安いです。

そして最小の風量の場合はというと12.96円。ほぼ気にしなくていいレベルですね。

結果、ボルネード723DC-JPの電気代は1日8時間使用では約13円~390円で収まるということが分かりました。

実際に使用すると、中ぐらいの風量をよく使いますので、実質の電気代は226.8円前後が一番妥当だと感じます。

ちなみにエアコンの電気代はというと、仮に850Wで使用した場合で計算。

なんと月額5,508円!と桁が違います。

でもこれもサーキュレーターと併用すると節電できます。

そして723DC-JPはその節電においてもとても優秀な機体です。

ではその訳を紹介しますね。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPが節電にも最適な訳は?

エアコン節電情報 DAIKIN HPより

これはダイキンさんHPですが、こうように最近はエアコンメーカーさんもサーキュレーターとの併用をすすめているのをよく見ます。

エアコン節電情報 DAIKIN HPより

この記事ではポイントが5つあります。

  • 人間は風がある状態では体感温度が下がる
  • エアコンは風量を強くする方が電気代が少なくなる
  • 扇風機を弱い風でも続けてつけておくとより効果的
  • 跳ね返ってきた間接気流を利用すると風が柔らかくなる
  • 距離が近いと弱風量でも寒い

この5つのポイントを照らし合わせてみると・・・

723DC-JPは羽根が大きいので、弱い風でも風量が十分です。サーキュレーターの特性であるその直進性は風を遠くまで届け、その高い空気の循環力は間接気流によって柔らかな風を与えてくれます。

更に風量も無段階調整なのでお好みの風量に変えられ、吸引力が非常に高いのでよりエアコンの風を効率よく伝えることができます。おまけに消費電力も少ないので気兼ねなく続けて使用できる。

加えて、低速時はかなり静音なのでリビングに最適です。

今回筆者はこの723DC-JPを購入した理由の一つがこの節電です。

少々お値段が高いこともあり、購入になかなか踏み切れなかったんですが、この節電は家族の者も納得できるだろうと思いとうとう買っちゃいました。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPのデメリットは?

すでにここまで読んで頂いた方はもうお分かりかと思いますが整理すると

  • 価格が高い。公式ページの標準価格は¥35,200
  • 風量をMAXまで上げるとうるさくなる
  • 前面カバーを外すのに手間とコツが必要である

と商品レビューしていて分かりました。

更にもう一つあります。

それは機体が大きいということです。設置する場所には注意が必要となってきます。

ただしこれは人によります。

筆者の場合は、反対にその程良い大きさが所有満足度をアップさせました。ほぼ自己満ですね。

でも迫力のある物やデカい物がお好みの方にはマストなサーキュレーターです。

でも世の中、そんな方ばかりではありません。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPは気になるけど、サイズが大きいのではとお悩みの方に、参考として今回の実験では3畳部屋にある出窓に設置して行いました。その時の写真です。お役に立てればと思います。

実験では出窓に各サーキュレーターを設置しました。

出窓の部分の奥行は最大42㎝あります。ギリギリでしたが、他の機種とともになんとか置けました。

90ピッチでの3畳部屋ではこんな感じになります。

3畳の部屋にこのサイズを設置することはまずないでしょうが、ちなみ風量をMAXにすると何処にいても風があたり、逃げ場はありません。

ボルネード723DC-JPの比較実験結果

出窓サーキュレーター設置

最後は比較実験の欠課です。今回の実験はアイリスオーヤマの人気機種PCF-SDC18Tやボルネードの人気機種の660-JPとも比較しました。その時のデーターがこちらです。

至近距離での実験結果と総評

※至近距離 風速(m/s) 音(db)
商品名 風量最大時 風量最小時 風量最大時 風量最小時
723DC-JP 6.8 1.3 83.8 39.4
660-JP 5.9 2.7 76.5 56.1
PCF-SDC18T 6.6 2.2 80.8 42.4

至近距離での実験では、723DC-JPが一番風速が出ました。僅かに低かったのがPCF-SDC18Tでほぼ互角といっていいでしょう。

はやはり前評判通り723DC-JPが一番大きな音でした。低い音が響き渡るのは特徴です。しかしながら風力最小時ではPCF-SDC18T以下という静音性、とてもレンジの広い商品だと分かりました。その一方でPCF-SDC18Tは音はやや甲高い音が特徴。そのため数値以上に大きく感じました。

660-JPはDCモータータイプではありませんが、風量最大時でもは小さめ、これは風の強さの違いのためでもありますが、モーター音はあまりしませんでした。音質の低いのも特徴です。

ここでPCF-SDC18Tの音も録音してありますので、723DC-JPとの比較にどうぞお聞きになって下さい。

723DC-JPの音
PCF-SDC18Tの音

距離約2.6m離れての実験結果と総評

※距離2.6m 風速(m/s) 音(db)
商品名 風量最大時 風量最小時 風量最大時 風量最小時
723DC-JP 2.5 0.2 70.1
660-JP 1.8 0.2 60.2
PCF-SDC18T 2.2 0.4 61.3

こちらは距離を取って実験、約2.6m離れて行いました。660-JPは風量が4段階で、超微風はできませんが最小時の静音時は一番でした。

723DC-JPは相変わらず音は響きます。でも風速は一番でPCF-SDC18Tとほぼ互角でした。

PCF-SDC18Tは小さいながらも、その風速はこのように非常に大きく、また直進性も優れています。今回は直進性は実験できませんでしたが、その性能はとても優秀です。コスパで選ぶならお勧めです。

背後からの吸引力の実験結果と総評

  吸引力(m/s)
商品名 風量最大時 風量最小時
723DC-JP 3.5 0.8
660-JP 3.3 1.5
PCF-SDC18T 2.6 0.6

これは圧倒的に723DC-JPが一番でした。ボルネードは飛行機の技術を扇風機に応用して作られており、その同社の人気機種の660-JPにも表れたようです。

このボルネードの吸引力今回の実験で一番の発見でした。

660-JPはこの3台のサーキュレーターの中では、一番性能のバランスがいい商品だと分かりました。

実は筆者は2台保有しており、最初に購入したサーキュレーターでもあります。

その性能に感激したのが始まり、このように記事にするまでになりました。

ボルネードサーキュレーター723DC-JPのレビューのまとめ

主なスペック
  • 適応畳数は45畳・到達距離は30.5m
  • 羽根のサイズは約28㎝(筆者独自計測)
  • 本体サイズは幅41.5x奥行46.5x高さ46.5
  • 首ふり、リモコン無し
  • DCモーター(節電タイプ向き)
  • 風量無段階調整可能
  • 超安心10年保証(製品登録が必要)
メリットや実験結果
  • 風速6.8m/sの非常に強い風を出せる。
  • 大きな羽根×MAX風速=まさに最強です!
  • 超微風も可能。直接体に当ててもとても心地がいい。
  • 中ぐらいの風量ならば、かなりの静音性。モーター音は気にならない。
  • 吸引力は超抜群!空気循環をさせるには最適である。
  • DCモータータイプなので省電力で済む。
  • 上記の内容からエアコンとの相性が優れており、大いに節電も期待できる。
デメリットや実験結果
  • 公式ページの標準価格は¥35,200と価格は高めである。
  • 風量をMAXまで上げるとうるさくなる。
  • 前面カバーを外すのに手間とコツが必要である。
  • デカいので設置場所には注意が必要である。

吸引力は他社を圧倒!その大きな羽根から送り出される風は正に最強です。そして意外な結果が超微風も可能だということ。その風がほんと心地良く、まるでそよ風のようでした。これは予想外でした。

残念ながらアイリスオーヤマのPCF-SDC18Tは、風速こそ今回の結果ではボルネードサーキュレーター723DC-JPと肩を並べるほどの風の強さはありましたが、超微風ともなると羽根が小さいためか心地良さは引けを取ってしまいます。

また風量ともなると羽根の大きさが物をいうので、圧倒的にボルネードの723DC-JPが上をいきます。

実験では爆音まで正直に紹介しましたが、他社製品でいうMAXの風量なら十分静音レベルです。

適応畳数が45畳もあるこの723DC-JP、16畳20畳であっても全く問題なく、むしろその方がこの強力な風の威力を存分に味わえます。

航空力を応用して世界初のサーキュレーター生み出したボルネード、その最高グレードともいえる723DC-JPを是非味わって頂きたいと思います。


ボルネードの商品の口コミや評判が知りたい方は下記の記事をご覧くださいね。


コメント

タイトルとURLをコピーしました