こんにちはGassyuです。
今回は使用歴約4年、その間9台のサーキュレーターを購入そんなオタクが10台目を購入!
年々性能や機能がアップしいる中、迷いに迷いましたが、最終的に選んだのが「アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ PCF-SDC18T」です。選んだ理由は
などです。かなり高性能ですね。
サーキュレーターの本来の使い方に加えて、年々進化していくアイリスオーヤマの性能や機能は魅力の一つでした。
となるとその性能を試したくなります。
そこで手持ちのサーキュレーターから特にお気に入りの「ボルネード 660-JP」との比較対決をしてみました。
この2機種はそれぞれボルネード社、アイリスオーヤマ社を堂々と代表するフラッグシップモデルと言っても過言ではありません。
それではそんな2機種の比較対決を筆者も楽しみながら紹介していきたいと思います。
まずサーキュレーターの風と到達距離の対決です。公式発表ではボルネード 660-JPは25mで適応畳数では6畳から35畳、片やアイリスオーヤマ PCF-SDC18Tは到達距離の発表はなく、適応畳数が30畳とあるだけです。ちなみにサイズダウンしたアイリスオーヤマ PCF-SC15Tは25mと記載されています。
2機種ともその適応畳数では30畳に達しており一番気になるところ。ただそれは両社の実験での話で、家庭ではその実験環境は作れないので100均で買ってきた「ヒマワリ風車」で実験してみました。
ただ風が到達するだけでは風車は回りません。それなりの風の威力が必要。では見ていきましょう。
サーキュレーターの風の到達距離の実験方法
リビングの端に先ほどの「ヒマワリ風車」を設置。
その反対方向にサーキュレーターを置きます。メジャーを用意し距離を測ります。今回は6.5mの距離にしました。というより我が家の事情によりそれが限界でした。
2機種とも風量はMaxに設定し向きは床に対して水平に置きます。これが一番サーキュレーターの到達距離が伸びる使い方です。
サーキュレーターの使い方については以前の記事に詳しく書いておりますので、興味のある方はどうぞご覧になって下さい。お子さんが喜ぶそうなちょっとした遊び方も掲載しております。
では実験結果ですが、文字より動画の方がより分かり易いのでYouTubeに動画をアップしました。
そちらをご覧ください。
ボルネード 660-JPの結果
アイリスオーヤマ PCF-SDC18Tの結果
どうだったでしょうか?2機種ともヒマワリ風車が回り判定が難しいのですが、何度か実験しているとサーキュレーターアイの方がヒマワリ風車がよく回っているが分かりました。
結果アイリスオーヤマ PCF-SDC18T
実はもう少し距離が取れたんですが壁ギリギリとなります。すると風の抜け場がなくなり回転がピタっと止まることがわかりました。
この実験では計測が到達距離6.5mが限界でしたが、以前に場所をお借りしてボルネード 660-JPで「ロウソクが何mまで揺れるか?」を実験したことろ約12mまで揺れました。おそらくサーキュレーターアイでも揺れると思います。ただそれも実験現場の限界がありMAXではありません。でもほぼ限界に近かったので両メーカーが謳う到達距離はメーカーの整った環境によるもの、ご家庭で〇〇先まで届くのかとは違ってくると思います。
対決其の2、サーキュレーターのパワー
次の実験は風の威力です。風の到達距離とはちょっと違ってきます。
これは同じ回転数なら羽根が大きいほうが有利。大きいほどそれだけパワーが増します。
サーキュレーターの本来の使い方である空気の循環に繋がるものです。直接風に当たりたい方は到達距離を重視し、空気の循環や換気など重視する方はこのパワーがとても重要です。
サーキュレーターのパワーの実験方法
この実験ではある程度の重さと面積のあるものを使い、サーキュレーターを上向きにして持ち上がるかどうかを試してみました。その実験に使うものを我が家にある物で浮き上がったら面白そうで、軽い物それでいて面積もそこそこ・・・と見て周った結果
「リングフィット アドベンチャー -Switch」の空箱を選定。いざ実験です。
サーキュレーターのパワーの実験の結果
結論から言います。
ボルネード 660-JPは少しだけ箱が浮きます。手を放すとサーキュレーターの中心からずれてしまい浮遊することは出来ませんでした。
アイリスオーヤマ PCF-SDC18Tは全く浮くことはなく上に乗っかったまま。
あまりいい写真が取れなくて画像での紹介は出来ませんでしたが、結果はこの通りです。
サーキュレーターアイの風の到達距離はボルネードより上なので期待したんですが結果は明らか。
結果ボルネード 660-JP
対決其の3、サーキュレーターの静音性
この静音性対決の前にサーキュレーターのモーターについて少しお話をします。
モーターには2種類ありDC(交流)モーターと、AC(直流)モーターとありますが、
その特徴とメリットやデメリットを簡単に触れておきます。
DC(直流)モーターのメリットとデメリット
メリット・・・・静音性に優れている・消費電力が抑えられる
・・・・高回転が可能で微調整も可能・小型軽量が可能
デメリット・・・価格が高くなる・耐久性はやや劣る
AC(交流)モーターのメリットとデメリット
メリット・・・・耐久性が高い・安価である
デメリット・・・消費電力はDCより高い
このようにDCモデルの方が性能では優位性が見られます。
では今回の静音性の比較対決、DCモーターのその優位性は確かなものかどうかを見ていきましょう。
静音性の比較対決の方法
DCモーターであるアイリスオーヤマPCF-SDC18Tは風量調整が10段階、一方ACモーターであるボルネード 660-JPは4段階調整です。
まずボルネードの風量「1」を基準にします。その後サーキュレーターアイの風量を「1」から始めて一段階ずづレベルを上げていきます。やがて同等の風音に並べば2機種とも一段階を上げ、また最初と同じようにサーキュレーターアイのレベルを一段階ずつ上げます。あとはその繰り返しです。
※計測が筆者の耳によるものなので若干のブレはお許し下さい。
静音性の比較対決の結果
アイリスオーヤマPCF-SDC18T | 風量 | 音の大きさ | 風量 | ボルネード 660-JP |
---|---|---|---|---|
かなり静か | 1 | < | 1 | かなり静か |
かなり静か | 2 | < | 1 | かなり静か |
かなり静か | 3 | = | 1 | かなり静か |
静か | 4 | < | 2 | 静か |
静か | 5 | = | 2 | 静か |
やや音が気になる | 6 | < | 3 | やや音が気になる |
音が気になる | 7 | > | 3 | やや音が気になる |
音が気になる | 8 | = | 4 | 音が気になる |
風切り音がうるさく感じる | 9 | > | 4 | 音が気になる |
風切り音がうるさい | 10 | > | 4 | 音が気になる |
2機種とも風量最大のレベルの風量設定、サーキュレーターアイなら設定は「5」ボルネードなら「2」まで静かでした。その後はそれ以上風量設定を上げていくと音が大きくなり、やがてはうるさくなります。
DCモーターのサーキュレーターアイ、実は結構期待していましたが風量設定が「7」を超えだしてからは音が気になりだし、「9」になるともううるさいレベルでした。これはモーターがうるさいのではなく「風切り音」が大きくなったためです。多分小型化で羽根も小さくなり風の到達距離は十分ではあるが、回転数が上がったために生じるものだと思います。やや甲高い音になるのが更に気になります。
一方ACモーターであるボルネード 660-JPは風量設定が「3」で確かに音は気になりますが、設定MAXの「4」でも先ほどのサーキュレターアイよりかは静かに感じます。羽根の大きさに余裕があるためか低音の域なのでそれほど耳障りな音には感じないのが特徴だと感じました。
結果①風量設定が低い時はアイリスオーヤマ PCF-SDC18T
結果②風量設定が高くなるほどボルネード 660-JP
対決其の4、サーキュレーターのお手入れの簡単さ
アイリスオーヤマPCF-SDC18Tのお手入れの仕方
こちらは写真のようにツメで留めてあります。ツメは2箇所です。
商品が届いた後にすぐに分解してみましたが、ものの2~3分で分解できました。
掃除を考えた時はこういったタイプが圧倒的に便利です。
羽根も手で回すだけで取れます。この点もお手入れがし易くていい所です。
前面のカバーとフ羽根部分は完全に取れますので、水洗いなど可能。
その場合、電化製品なので念入りに水気をきりましょう。
後ろのカバーは取り外しできませんので、掃除機や柔らかな布で汚れをふき取って下さい。
ただデメリットは倒した時に部品の一部が破損すれば、きっちりと閉まらない事があります。
ボルネード 660-JPのお手入れの仕方
こちらはネジで留めるタイプです。3カ所あります。プラスドライバーが必要になります。
以外にこれが外しにくかったです。
前面のカバーを外すと羽根がナットで留められている事がわかります。スパナやレンチが必要になりますが比較的楽に外すことができます。留める時は力の入れすぎに注意しましょう。
羽を外すとワッシャーがナットの後ろにあるのが分かります。また羽の裏側にもワッシャーがありますが細かい部品になりますので紛失や組み立て順序を忘れないように注意が必要です。
カバー裏側はスイッチなどありますのでお手入れの際には水気には注意してください。
デメリットとしてはやはり
ボルネード 660-JPのお手入れはまず分解に手間取ります。
またワッシャーなどの細かい部品があり、急ぐあまり紛失などが無いように取り付けの順番をしっかり確認して清掃を行う必要があります。慣れてしまえばそれほどでもないんですが、サッサとお手入れしたい方にはどうやら不向きかもしれません。
結果アイリスオーヤマ PCF-SDC18T
補足、アイリスオーヤマPCF-SDC18TとKCF-SDC181Tの違い
補足として、このアイリスオーヤマのサーキュレーターですが今回使用した機種のPCF-SDC18Tと同じような機種にKCF-SDC181Tがあります。
KCF-SDC181TとPCF-SDC18Tとの違いは「入りタイマー」が付いているのか付いていないかです。
KCF-SDC181Tにはこの機能がついていますが、今回使用したPCF-SDC18Tはこのように切タイマーのみの仕様です。その他の違いはファンの色が黒か白の違いと機能プラスされている分、KCF-SDC181Tの方が少々価格が高いところです。
まとめ
結果的には「ボルネード 660-JP」の1勝2敗1引き分けで、「アイリスオーヤマ PCF-SDC18T」が勝利しました。
でもここまでお付き合いして頂いた読者の方はもし自分が使うならとその重視する比較項目注目すると思います。「結局、どちらがいいの?」という最終結論は人それぞれです。
その判断の材料として本記事を参考にして頂けたらと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
追記、ボルネード 660-JPの代りとして6303DC-JPをおすすめ
2020年10月現在、只今は今回掲載したボルネード 660-JPは
掲載当時は販売はされていましたが、人気のため在庫切れがあったりします。
その場合は代りとして現在販売されている中で同じ性能以上の「6303DC-JP」をおすすめします。
保証期間が10年もある製品です。
他のメーカーでここまでの長期保証は恐らくありません。
ボルネードは大変優秀な製品ですので一度手に取って頂きたいと思います。
コメント