壁紙ごと器具がもげたらどうしよう? 壊れるかも!
そんな不安もありつつ、購入動機となった商品スペックにある「最大荷重:10kg」、「本当に大丈夫なの?」と疑い深い筆者は、10キロのダンベルを室内物干しワイヤーに恐る恐る吊るしてみました。
結果はこの通りで無事成功!さすがに一点に10キロの負荷をかけているのでワイヤーはしなっていますが、ロックもしっかりと固定されており、その後ずるずると緩んでくることもなかったです。
さらにはダンベル10キロといってますが、5キロのプレートが2枚とシャフト2キロあるので正確には12キロもあります。これ結構重たいんです。
実際に持つとよくこんなものが吊るせるよねっと思います。※落下すると危険なので真似しないでくださいね。
さて今回ご紹介するのはこれ「森田アルミ工業 室内物干しワイヤー Pid4M(ピッドヨンエム) 」です。
ワイヤーは最長4.0m、最大で10kg までの洗濯物を干すことができる、必要な時だけワイヤーを伸ばして使用できる非常に使い勝手良い商品。使わない時は部屋インテリアの一部として溶け込んでしまうほどのフォルムと質感。
こんな噂通りの逸品を設置方法とともに、さらにレビューしてまいります。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーPid4M(ピッドヨンエム)とは?
「外に干せないから室内に干す」というネガティブな発想を払拭し、室内干しを積極的に楽しめるように工夫。生活感の象徴でもある洗濯物がpid と共にインテリアの一部になる。そんな暮らしがイメージできるのが室内干しワイヤー Pid4M(ピッドヨンエム)です 。ワイヤーは最長4.0m、最大で10kg までの洗濯物を干すことができます。
製造販売は森田アルミ工業株式会社。大阪に本社を置く創業1972年4月10日の会社です。アルミを使用したあらゆるオーダー製品の製造を行い、2009年度にはのグッドデザイン・中小企業庁長官賞を受賞しています。
サイズ/本体 | 幅 87 mm x 高さ 121 mm x 奥行 60 mm |
サイズ/フック | 幅 60 mm x 高さ 75 mm x 奥行 11 mm |
材質① | ABS樹脂(本体・フックカバー) |
材質② | ステンレス(ワイヤー) |
材質③ | アルミニウム(ブラケット) |
ワイヤー長さ | 4.0 m |
最大荷重 | 10 kg |
価格 | ¥12,000 (税別) |
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーPid4Mのリアルなレビュー
今回の購入先はAmazon、価格は6,687円でした。ちょっぴり高いかも~と思いつつ、定価よりぐっと安くなっておりそのまま購入。
パッケージについて
パッケージのサイズは幅14㎝×奥行8.8㎝×高さ8㎝でした。幅と奥行はスマホ並みのコンパクトさです。デザインはシンプルで清潔。
裏面には取付方法が記載。「必ず木下地またはコンクリート下地に行って下さい」とのこと。
他社製品で接着剤でくっつけるタイプもありますが、レビューをずっと読んでいると乾いた後に試したらすぐ取れたという内容もちらほら。
室内物干しワイヤーには洗濯物のかなりの荷重がかかるので、ここはやはりドリルでガンガンネジ止めが安心。
こちらは使用方法、ワイヤーを伸ばしてタブをフックに引っかけた後にロックするだけ。
誤って手を放しても、掃除機のコードが巻き戻るようなスピードではなくゆっくりと戻っていきます。最後はちょうど元の場所にすっぽりと収納され、やり直す必要はありませんでした。
商品セット内容について
セット内容はこの通りです。
本体・本体プレート・フックプレート・フックプレートカバー・A トラス 4×50(5本)・カールプラグ (5本)※コンクリート下地に使用・取扱説明書・取付け説明書
A トラス 4×50 と記載されているこのトラス頭のネジがしっかりと固定してくれます。
本体・フックにプレートを装着するとこんな感じになります。記事のために装着してみましたが、一度はめ込んでしまうと手で外せず焦ってしまう場面も・・・。
こんな時フックプレートはこのように外して下さい。
本体プレートは説明書になくHPから引用。こういった対処方法もしっかりと記載されているので安心です。でもあとで面倒になるので最後まで装着しないようにしましょう。
必要な工具
取付けに必要な工具はこの通りです。
ピン式下地探し器・電動ドリル・電動ドライバー・テープ・鉛筆かサインペンもしくはボールペンなどの筆記具。
ピン式下地探し器にはシンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地探し どこ太 Basic 35mmを購入して使用。
目盛付で、刺し込んだ壁のおおよその厚さが分かります。
先端に磁石が付いているので、壁の中にあって見えない留め具やネジなどの金属部品を感知して回避することできるのでおすすめです。
使い方はこんな感じです。
電動ドリル・電動ドライバー は超昔に買ったものを使用。
打ち込むネジが Aトラス 4×50、つまり5センチ壁の中の柱に打ち込んでいくので、ドライバーを手に持って力任せではネジ山が潰れる可能性が大です。またその前にドリルでの穴あけがあるので電動は必須です。
ホームセンターやネットで4,000円ほどで販売されているものでも十分です。ただ今後の使うようであれば電動ドリルドライバーの売れ筋ランキングからお選びすればいいでしょう。
取付け完成後の様子
取付後の様子はこのようになりました。実にシンプルです。
ピーンとほぼ水平にワイヤーが張れたので満足です。ただちょっと計算しないと高さが違ってしまうので注意が必要となってきます。その点は後ほど説明しますね。
実際に洗濯物を干すと多少のワイヤーのたるみが出ますが、冒頭の10キロのダンベルにもしっかりと耐えたようにかなりの丈夫さです。
Pid4Mを使ってみた感想
YouTubeでの「moritaaluminum」の公式動画がありましたのでまずはご覧ください。
我が家では雨の日や冬場洗濯物が乾かない時にためにエアコンの風が当たるように設置しました。そのためかなり乾燥時間も短縮されました。
また動画のように使わない時はお部屋にインテリアの一部のように溶け込んでくれるので、片付ける手間もなく収納するスペースも必要がありません。
設置する場所も高いところなので、小さいお子さんがいても安心なのが嬉しいです。
ただワイヤーなので重みのある布団など干す時は、タオルなどかましてからの方がいいと思います。そのまま干すとクッキリとワイヤーの跡が残ったりもしますので。
サーキュレーターを使ってさらに室内物干しの乾燥時間の短縮
付け加えると室内物干しワイヤーは、サーキュレーターをお持ちの方にとても相性のいい商品です。
サーキュレーターを使用することによって空気が循環します。その結果、洗濯物の乾きが早くなるわけです。エアコンなどの暖房機器と併用すればさらにスピードはアップします。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーPid4Mとサーキュレーターと暖房機器との合わせ技で、寒い冬の時期もジーンズが一晩で余裕で乾きました。
色々なメーカーのサーキュレーターがありますが、一押しはボルネード。365日24時間の使用にも耐える優れものです。保証期間も最大10年!室内物干しされる方におすすめです。詳しくは下記の記事を。
また暖房機器が設置できない場所で室内物干しをされている方、例えば脱衣場や洗面所などは温風の出るサーキュレーターと室内物干しワイヤーとの相性もいいです。その理由は簡単!両方とも「場所を取らない」という特徴があるからです。
温風の出るサーキュレーターについては、こちらの記事にまとめていますので参考にどうぞ。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーの口コミや評判は?
さてここまでは筆者のレビュー内容でしたが、では他の方の感想はどうなんでしょうか?気になりますね。そこで上記のようにAmazonと楽天市場の評価をまとめてみました。星5と星4で全体の87%を占めており、かなりの評価だと分かります。
では実際の口コミをメリットとデメリットと分けて見ていきましょう。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーのメリット
女の私でもインパクトがあれば取り付けできます。お部屋がすっきりして見た目もいいし最高です。
今まで置き型の物干しスタンドを使っていただが、邪魔でしょうがなかった。足元に邪魔なものがないだけで干していても部屋が広く感じる!もっと早く購入すればよかった!
もう買ってから3年経ったが壊れません。さすがの逸品。文句なし。値段は相応。買って損なし
室内物干しの中ではこちらの商品が断然スタイリッシュです!冬は乾燥を防ぐ為にも部屋干しをしたいのですが、ドアのところしか掛ける場所がなく、通る度に屈んだりして苦痛でした。洋室に違和感なく取り付けられるので大満足です。
脱衣所に付けてます。全部屋付けたいぐらい便利です。
新築時に二つ購入し使用しています。寝室の部屋干し用に使用していますが、ワイヤーが細く気にならないため結局伸ばしっぱなしです。4m近く伸ばして使用しているので少したるんでいますが強度的には問題ありません。
設置には多少時間はかかりますが、説明書がものすごく丁寧(穴あけのドリルは3㎜とか、深さ何㎜とかきっちり記載があるから二度手間にならない)なのも良いです。
- 女性でも取り付け可能
- 部屋が広く感じる
- スタイリッシュで便利
- ワイヤーが細く気にならない
- 強度は問題ないレベル
- 説明書がものすごく丁寧
- 丈夫で3年経っても壊れない
メリットをまとめるとこのようになります。「3年経っても壊れない」との口コミがありましたが、設置後の経過はこれからなのでなんとも言えませんが、それ以外はうなずける内容でした。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーのデメリット
最大荷重は10キロなので、濡れっぱなしの洗濯ものだと大量には干せません。でもオシャレでスマートなので、以前他のショップで購入しましたが、気に入って今回も購入しました。
ワイヤーなのでたわむかな?と思ったのですが、まったくたわみません。きちんと説明書を見て使えば締める所が書いています。角ハンガー3個余裕で干せます。付け方は壁に穴をあけてつけたので、賃貸物件では厳しいかもしれませんが、一軒家だったらお勧めです。
電ドルも持っていたので問題ありませんでしたが、梁が入っている箇所を見つけるための下地探し器、あと下穴を開けるためのドリルが必要となるので注意が必要です。
思ったよりもたわみます。重量2,3キロでかなりたわむので洗濯物が真ん中に集まるし、丈の長いものが干せない。取り付けもかなり苦労しました。
使用しない時は存在感がなくインテリアを損ねません。ただ、家族複数人の洗濯物を干しのは無理かな。梅雨時期には活躍しています。
- 家族複数人の洗濯物を干しのは無理
- 濡れっぱなしの洗濯ものだと大量には干せない
- 壁に穴をあけるので賃貸物件では厳しい
- 下地探し器や下穴を開けるためのドリルが必要
- 重量2,3キロでかなりたわむので洗濯物が真ん中に集まる
デメリットをまとめるとこのようになりました。10キロ耐えることができますが、やはり大量の洗濯物を干すには長さが足りません。我が家は7人家族なのでそれがよく分かります。全て干すにはあと2個は正直欲しいところです。
また壁に穴をあけるので賃貸物件は避けたほうがいいです。部屋の壁にくぎやネジを使って穴をあけるとそれは通常の使用による損耗を超えるので、修繕費は入居者が負担することになります。他社製品では接着剤で取り付けができる物もありますが、口コミをずっと読んでいるとやはり強度の問題、剝がれしまったという内容が多いです。
続いて「2,3キロでかなりたわむ」とありますが、ワイヤーなので多少は仕方ないことですが、問題はどれぐらいかということです。
①これは2キロのペットボトルを吊るした場合のたわみです。
②次は2キロ×2本を中央から少しそれぞれ離して吊るした場合です。
③最後は10キロのダンベル(正確にはシャフトを入れて12キロ)の場合でこれがMAXのたわみになります。
実際はこのように極端な荷重をかけることはないので、均して干せば②の画像のような5㎝から10㎝下に引っ張られる形になりますが、これぐらいだと中央に寄せられることもありません。
森田アルミ工業 室内物干しワイヤーPid4Mの取付け方法
続いては Pid4M (ピッドヨンエム)の取付けのレビューです。まずは間柱(まばしら)を探します。壁を叩いておおよその場所を探ります。その後ピン式下地探し器を使って確認し、テープを貼って位置書き出します。
このように間柱は2種類あり幅は30~45㎜あります。強度が問われますのでネジ位置は間柱の中央がベストです。これらを参考にして本体側とフック側の間柱を探しましょう。
間柱の位置が分かれば続いて、フックプレートの位置を決めます。これは分かりやすいように説明書に手を加えたもので、取付けの順番など補足しました。
①フックの位置、つまりワイヤーを伸ばした時に最終的に留める箇所です。ここにまず印を付けます。(画像では上下にネジが止まっていますが、ここではまだ止めませんので)
②170㎝以上の高さが推奨されていますので、実際の高さを確認します。
①の位置が確定したら③のネジの位置に木工用ドリルの刃 (Φ3mm) で、深さ 50mmの穴をあけます。その後A トラス 4×50 のネジを電動ドライバーで止めます。
フックプレート前面には「front」と彫られていますので裏表には注意しましょう。
その後カバーを装着します。
次は本体ですが、④のワイヤーが水平になるように注意が必要です。
これには⑤の高さが重要です。最初の①のフックの位置、つまりワイヤーを伸ばした時に最終的に留める箇所の高さから(-5mm+20mm)つまり15mm上に⑤のネジを止めます。計算上はこれで水平になります。
⑤の位置を決めたのち、フック側と同様の手順でドリルで穴あけ>電動ドライバーで⑥のネジ締めを行います。
カバーをすれば出来上がりです。お疲れ様でした。
取り付け後の様子です。写真を撮りながらなので実際は30分ほどかかりましたが、作業は1人で実質15分ほどです。苦労したのはネジ止めの箇所の算出と慣れない電動ドライバーの使い方でした。
Pid4M (ピッドヨンエム)の設置後、部屋を眺めてみるとそれは主張することもなく、部屋に溶け込んでインテリアの一部となっています。
最後に
現在は同様の商品が多く販売されています。「室内物干しワイヤー」とネットショップで検索すると類似品や中国産も多くて迷ってしまいますが、レビュー評価の高さは Pid4M (ピッドヨンエム) が一番です。私も最初は調べまくって悩みましたが、結果その甲斐はありました。
いい商品をお探しの方には、検討に十分値するこの Pid4M (ピッドヨンエム) を一度考えてみてはいかがでしょうか。
以上で記事は終了です。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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