今も根強い人気のアイリスオーヤマの「PCF-HD15」シリーズのサーキュレーター。
公式サイトでは「コンパクトサーキュレーター H型」といわれ、羽根径15㎝のものをいいます。
お手頃価格でコンパクト、古くからラインナップされていて安心さも人気の一つでしょう。
筆者も2016年に初めて購入し、「コンパクトサーキュレーターH型」なら4台保有しています。
そこで今回は、「PCF-HD15」シリーズをまとめて紹介します。
最新機種は、このサイズでなんと工具なしで簡単に分解、まる洗いできちゃいますよ!
合わせて口コミや評判も紹介しますね。
そもそもアイリスオーヤマサーキュレーターのPCF-HD15シリーズとは?

そもそもPCF-HD15シリーズとは何か?
アイリスオーヤマのサーキュレーターのH型で羽根径15㎝の機種をいいます。
公式サイトでは商品特長を、
「コンパクトなのにパワフル送風のコンパクトサーキュレーターです。」といってます。
これ確かに事実で、ほんとに小さいボディなのに結構なパワーを出すんですよね。
高さだけならB5サイズです。
ただ、現在は生産終了している機種が多くあり、PCF-HD15シリーズでは、

PCF-HD15EC-W ホワイト(今回紹介する機種)とPCF-HD15EC-H グレーの2つだけとなっています。
ただし、PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)やPCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)はAmazonや楽天、Yahoo!でもまだまだ販売されています。
特にPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)は、楽天やメルカリで安く売られているのでおすすめです。
では各PCF-HD15シリーズを見てみましょう。
PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)のレビューと口コミ評判

まずはPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)です。
これは事務所で約8年ほど使いました。
首振りしない固定タイプですが、
- 直接当たって涼を取ったり
- エアコンと併用したり
- 部屋干しの風当てに使ったり
と大活躍しました。
コンパクトなの風が強くてずっと使っていましたが、とうとうダイヤルが取れてしまい大往生です。
PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の最大瞬間風速

PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の風速を測ってみました。先述したように約年使ってきたので経年劣化しているかもしれませんが、最大瞬間風速は5.3m/sでした。
機能豊富のサーキュレーターでも、風速はだいたい5m/sから6m/sぐらいなので、思ってた以上に風量の性能は変わらないようです。
ここでいう機能豊富な機種とはアイリスオーヤマサーキュレーターのボール型のサーキュレーターのことです。

PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の騒音値

PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の騒音値を測ってみました。環境音が入るのでメーカー公表値と異なります。
結果は61.2dBでした。少し音が響く程度で、うるさいほどではありません。
PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の口コミ評判
■PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の悪い口コミ評判
- サイドの角度調整する部品が取れてしまった
- 羽根が小さいので驚いた、これでは風量が足りない
- 強度が足りないので、すぐに壊れそうだった
- 首振りと間違えて購入してしまった
最初にある口コミ評判では、角度調整の部品は壊れやすようです。

これとは別の機種で中を開けたことがあるのですが、中にはバネがあって一度外すと戻すのに苦労しました。
壊れるという声が多かったので、心配な人はグレーの部分、角度調整にはあまり触れないほうがいいと思います。
ただし、筆者の場合は8年ほど使っても平気だったので、決して耐久性が悪いと思わないのですが・・・。
あとの口コミ評判は、その人の感じ方次第でしょう。
■PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)の良い口コミ評判
- 天井に向け回すと部屋中暖かくて快適になった
- 首振り機能がないということ以外完璧だと思う
- コンパクトで超小型なので、場所をとらないし、パワフルなのに音が静かなのが良い
- 大きすぎず、小さすぎず、程よい大きさ。邪魔にならず、一年通して利用。
- タイマーやリモコンがないが不自由はなかった
- コンパクトで扇風機ほど場所をとらなくて、暖房時も循環用に一年通じて重宝しそう
- 2017年頃に購入、弱モード付けっぱなしで、今も使っている
- 分解しての掃除が簡単

良い口コミ評判で掃除が簡単とありますが、筆者は過去何度も掃除をしましたが、そう思うことはなかったです(^^;)
確かに前面ガードやプロペラを外して洗えるので便利ですが、背面ガードは外せないのでコツコツと洗わないといけません。
これ!地味に手間がかかります。決して簡単ではないと思います。
あとの口コミ評判は、なるほど納得する内容でした。
PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)のレビューと口コミ評判

次は左右自動首振り機能付きのPCF-HD15-Wです。
さきほどのPCF-HD15N-Wと型番が同じように見えるので、注意してください。
こっちは型番に「N」がないほうです。
型番だけでなく性能も同じように感じますが、実際はどうでしょうか?
それでは見てみます。
PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の最大瞬間風速

PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の最大瞬間風速を何度か計測しましたが、結果は5.8m/sでした。
何度も計測したのは、さきほどのPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)と変わらないとの思い込みがそうさせました。
でも実際はこちらの方が性能が良いようです。
PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の騒音値

PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の騒音値ですが、61.3dBとPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)とほぼ同じでした。
その差は誤差の範囲なので、騒音値は変わらないと判断していいでしょう。
PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の口コミ評判
■PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の悪い口コミ評判
- 上下の向きを支えるプラスチック製のロック部分がわずか半年で壊れてしまった
- 左右自動首振りは満足、でもタイマーがついていれば完璧
- プラスチック製の本体部分が、価格が安い分壊れやすくなっている
- 首振り運転中にファンがカタカタと音が鳴る
- 使いやすいが、あまりお洒落ではない
- 価格を重視するあまり、タイマー機能なしを選んだことを後悔

確かに部屋干しやお出掛け時、節電にはタイマーがあればいいかと思いますが、そもそもサーキュレーターは長時間使うものなので、絶対に必要というものではありません。
また、口コミにありますが安いから壊れやすいと思うようでうですが、実際他の機種と比較しても全くそのように感じません。
むしろこの価格でよく作り込まれていると思います。
正直、生産終了が惜しいぐらいです。
■PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)の良い口コミ評判
- 空気の直進性に優れているのでエアコンと相性が良いと思う
- エアコンではパワー不足でなので購入。エアコンの併用で部屋全体が涼しくなった
- 持ち手がちゃんとあるので安心して持ち運びができる
- 風が強いからか扇風機よりも涼しく感じ、エアコンのない部屋へ送風もできる
- そう簡単に壊れないし、首振りがあるのもありがたい
- 高い場所に置いているため、向きを斜め下に向けれるのが良かった

サーキュレーターを選ぶ時に、風を下向きにできるかどうかも大事なポイント。
口コミ評判のように高いところに置く場合、このように斜め下に向けられるので喜ばれているようですね。
ちなみに今回紹介する4機種とも、風を斜め下向きに送れます。

そしてこの持ち手ですが、しっかりと握れるのでとても安心して持ち運びができます。ロフトのはしごでも簡単に移動できて便利です。
ただし、あまり過信して力を込めると折れてしまいますのでご注意くださいね。
PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)のレビューと口コミ評判

アイリスオーヤマの「PCF-HD15」シリーズの最後は、PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)です。
このサーキュレーターは、H型の中で唯一背面ガードまで外せるして洗える「全分解モデル」です。
また悲しいかな、現在生産していのは「PCF-HD15」シリーズのなかでは、このPCF-HD15EC-Wと色違いのグレーバージョン(PCF-HD15EC-H)だけです。
前述の2機種のPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)とPCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)は、コスパ的にも大変お気に入りなんですが、生産終了のともない、今後PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)は、「PCF-HD15」シリーズの主力になります。
※以下PCF-HD15EC-Wは、他の機種と区別しやすいように緑太文字で記載しますね。
PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の最大瞬間風速

PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の最大瞬間風速を測ってみました。
すると驚きましたが風速は5.0m/s。
つまり前機種2台よりも風は弱いと分かりました。
- PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)5.3m/s
- PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)5.8m/s
実際に手や顏に風を当てて比較すると弱いと感じます。
PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の騒音値

PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の騒音値61.6dBでした
- PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)61.2dB
- PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)61.3dB
と比較しても騒音値はほぼ変わらない数値です。
実際の音もほとんど気にならないレベルです。
そして、これらのことから「PCF-HD15」シリーズは静音性に優れており、狭いスペースにも向いているサーキュレーターだといえます。
PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の口コミ評判
■PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の悪い口コミ評判
- 上下の角度調節が何段階に決まっており使いづらい、もっと自由に角度を選べると良かった
- タイマーが無いのを確認していなかったので、タイマー付きが良かった
- 風量調整がダイヤル式でめんどくさい、ボタン式のほうがよかった
- ダイヤルの突起に色が付いていないので今どの位置なのかもよく見えない
- 羽根の前カバーがロックがゆるいのか外れやすいです
PCF-HD15EC-Wは、分解して丸洗いできるのが最大メリットですが、ロックがゆるいとの声はあります。

赤い丸内のフックが狭く、引っ掛かかりが弱いんです。そしてカバーが締まりにくいんです(;’∀’)

何度か試した結果、赤い矢印を目安の取り付けると上手くできるようになりました。
最初は手こずるのではないでしょうか。

また、口コミにあるように「ダイヤルの突起に色が付いていないので今どの位置なのかもよく見えない」とありますが、画像で赤丸しているので分かりますが、実際は見づらいです。
ちょっと工夫が欲しいところですね。
■PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の良い口コミ評判
- 日常使いには不便しない性能が安く詰め込まれている
- 工具なしで簡単に分解できて掃除ができるところが良かったのと、値段が安かったこと
- 特別な機能はついていませんがシンプルに扇風機として満足
- 一年中24時間フル稼働させるので、シンプルでリモコン不要の本製品がベスト!
- キッチンの奥から上部に向かって風が流れるように設置したところ、かなり涼しくなった
- エアコンの温度を高めにしても6畳でも涼しかった

左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)の口コミ評判はおおむね好評でした。
現在のサーキュレーターの主流である分解して洗えるタイプなのが、消費者として嬉しい仕様です。
そのうえ低価格での提供ですので、人気が高いのもうなずけます。
PCF-HD15EC-Wの分解方法
PCF-HD15EC-Wの分解方法はYouTubeにて動画をアップしますので、そちらをご覧ください。
補足機種:PCF-HM23-W(羽根径23㎝、古くからある機種です)

最後に補足機種としてPCF-HM23-W(羽根径23㎝)を紹介しておきます。
羽根径15㎝の「PCF-HD15」シリーズよりもひと回り、ふた回りも大きなサーキュレーターです。
さきほども申し上げましたが、PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)とPCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)は、生産終了なので在庫限りとなります。
今後PCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)が、「PCF-HD15」シリーズの主力になり、全体的なラインナップは少なくなります。
そのため、羽根径23㎝タイプを以前に購入していたので補足として紹介しますね。

まずPCF-HM23-W(羽根径23㎝)はデカいんです。
高さは40㎝あるので、A3サイズを想像してもらえばいいでしょう。
こうして比較するとよく分かると思いますが、ひと回り、ふた回りも大きなサーキュレーターです。
なので風量に期待してください。
風速や騒音値は「PCF-HD15」シリーズとあまり変わりません。


しかしながら、羽根径が23㎝もあるので風量が違います!
ここでちょっと実験しました。
3m先の最大瞬間風速を9箇所で計測して比較しました。

PCF-HM23-Wの3m先最大風速(m/s)計10.8ポイント | ||
0.9 | 0.9 | 0.8 |
2.2 | 2.1 | 1.1 |
1.1 | 1.1 | 0.6 |
となり、風量ポイントは10.8ポイントとなりました。
対して一番最大瞬間風速が強かったPCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)は、
PCF-HD15-Wの3m先最大風速(m/s)計8.0ポイント | ||
0.6 | 0.9 | 0.4 |
1.3 | 1.4 | 0.9 |
0.8 | 0.9 | 0.8 |
となり、風量ポイントは計8.0ポイントとなりました。
やはり羽根径が大きい方が全体的な風量は大きいようです。
ちなみに3先の風量ポイントの全ての結果は以下の通りです。
- PCF-HM23-W・・・10.8ポイント
- PCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)・・・7.9ポイント
- PCF-HD15-W(左右自動首振りタイプ)・・・8.0ポイント
- PCF-HD15EC-W・・・6.6ポイント
今も現役で製造されている訳が分かるような気がします。

ただし、とにかくデカいので、8畳用や小型、コンパクトのサーキュレーターをお探しの方にはおすしません。
コスパ重視で広い部屋で使いたい人にはおすすめできる商品です。
PCF-HD15シリーズを比較する
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型番 | PCF-HD15N–W | PCF-HD15-W | PCF-HD15EC-W | PCF-HM23-W |
価格 | 約3,600円 | 約5,000円 | 約3,500円 | 約8,000円 |
カラー | ホワイト | ホワイト | ホワイト/グレー | ホワイト |
適応畳数 | 8畳 | 8畳 | 8畳 | 20畳 |
消費電力 | 31W | 31W | 29W | 29W |
羽根径 | 15㎝ | 15㎝ | 15㎝ | 23㎝ |
最大瞬間風速 | 5.3m/s | 5.8m/s | 5.0m/s | 5.2m/s |
風量ポイント | 7.9ポイント | 8.0ポイント | 6.6ポイント | 10.8ポイント |
騒音値 | 61.2dB | 61.3dB | 61.6db | 60.3dB |
自動首振り | (固定) | 左右首振り | 左右首振り | 左右首振り |
風量段階 | 3段階 | 3段階 | 3段階 | 3段階 |
リモコン | – | – | – | – |
切タイマー | – | – | – | – |
静音性 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
その他特徴 | 生産終了 | 生産終了 | 全分解可能 | – |
サイズ(幅×奥行×高さ)㎝ | 24.1×17.5×26.6 | 24.1×17.5×29.2 | 24.2×17.5×29.0 | 35.4×23.2×40.0 |
コードの長さ | 1.4m | 1.4m. | 1.4m | 1.4m |
重量 | 1.4㎏ | 2.0kg | 1.6㎏ | 3.0㎏ |
説明書 | URL | URL | URL | URL |
■おすすめは、最新機種のPCF-HD15EC-Wです。
低価格で全分解可能、左右自動首振り付きでコスパ抜群です。
■8畳用でもっとパワーを求めるなら、PCF-HD15N-WかPCF-HD15-Wがおすすめ!
ただし生産終了していますので早めの購入を。
■補足機種のPCF-HM23-Wも、H型で大型で首振りタイプをお探しの方にはおすすめですよ。
まとめ
今回の記事「分解できる?PCF-HD15シリーズを徹底レビュー!口コミ評判は?」はいかがだったでしょうか?
CF-HD15シリーズを検討されている方が、選びやすいようにとの思いで執筆しました。
個人的には8年間事務所で使ってきたPCF-HD15N-W(首振りしない固定タイプ)が推しなんですが、今振り返ると掃除が結構大変でした(^^;)でもその分愛着もあります。
でも今の推しはやはり最新機種のPCF-HD15EC-W(左右自動首振り+簡単分解できるタイプ)です。
全分解可能で低価格、左右自動首振り付きでコスパ抜群です。別の機種のマカロン型に似ているので選択時に注意してくださいね。
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