AmazonでコンパクトサイズのUSBコードサーキュレーターをお探しの方なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか、「Umimile」と「KEYNICE」という海外ブランドのサーキュレーター。
どちらを選べばいいのか、形や大きさがそっくりで違いが分からないと思います。
実は、2022年に「Umimile」のサーキュレーターを購入し、最近になって「KEYNICE」も買ったので、今回その違いについて調べてみました!
最初に結論として、「両機種とも性能にほぼ違いはないので、価格が安い方を選べばいい。」
というほど、その差はわずかでした。
では、そのわずかな違いを見ていきましょう。
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターの7つの違い
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターには、次の7つの違いがあります。
- 販売会社
- ファンと本体のカラー
- コードの長さ
- 前面ガードの材質
- 重量
- 最大瞬間風速
- 騒音値
それぞれ詳しく見てみましょう。
販売会社

それぞれ商標検索で調べたところ、
- Umimile(ユニマイル)
権利者情報:深▲セン▼市吾米科技有限公司
住所:中華人民共和国
登録日:2021年08月05日 - KEYNICE (キーナイス)
権利者情報:富林威爾科技有限公司
住所:香港
登録日:2021年04月09日
となり、しっかりと商標登録されていました。ちなみの次の更新日は10年後です。
結果:Umimile(ユニマイル)は中国、KEYNICE (キーナイス)は香港のブランドとなります。

Amazonでの特定取引法に基づく表記にもこのようにあります。
また日本での公式サイトもありますので、心配な人はご覧ください。
ファンと本体のカラー

ファンと本体のカラーを比べました。
左Umimileにほうがより白いです。右KEYNICEは少し青みがかかった感じがします。

プロペラのカラーは白とグレーで異なります。
結果:UmimileとKEYNICEの本体とファンのカラーは違います。
コードの長さ

それぞれのコードの長さを比べてみました。

白Umimileのほうが、黒KEYNICEより長いようです。

コードの長さ違いを計測します。

すると約26㎝ほど、白Umimileが長いようです。
結果:Umimileは、KEYNICEよりもコードが約26㎝長い。
前面ガード材質
前面ガードの材質を比べました。

左Umimileにほうが、右KEYNICEよりも薄く柔軟な感じです。
そのため、KEYNICEの前面ガードを外す際に力を入れすぎたのか、2箇所もひびが入ること。


説明書にはありませんが、UmimileとKEYNICE、ともにプロペラは外せませんが前面ガードまで外すして掃除ができます。
同じように扱ったつもりですが、2箇所もひび割れしたので材質が固めだったようです。
結果:UmimileとKEYNICEは、前面ガードの材質は異なる
重量
重量の違いを比べみます。

するとUmimileは612g、

KEYNICEは602gでした。
少しの差ですが、先ほどのコードの長さの影響かもしれません。
結果:UmimileとKEYNICEは、重量は異なる
最大瞬間風速
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターは、どちらも風量は3段階です。

左Umimile、右KEYNICEです。
まず風量1ですが、ほんの少しKEYNICEの方が風速は高いようです。

次は風量2です。

そして風量3のMAXです。最終KEYNICEの方が0.4m/sほど風速は高くなりました。
でも、実際に手を当ててみると、言われてみればKEYNICEの方が圧はあるかなぁという程度の差です。
計測器の誤差かと思い、入れ替えて計測もしましたが、結果は変わらずでした。
結果①:KEYNICEのほうがUmimileより、少しだけ風速は高い
ただし、当サイトのオリジナルの3m先の風量ポイントでは同程度でした。

以下今回の結果です。
Umimileの3m先最大風速(m/s) | ||
0.4 | 0.7 | 0.6 |
0.5 | 0.9 | 0.6 |
0.2 | 0.3 | 0.4 |
Umimileの風量ポイントは、4.6ポイント。
KEYNICEの3m先最大風速(m/s) | ||
0.3 | 0.4 | 0.3 |
0.6 | 0.9 | 0.6 |
0.3 | 0.4 | 0.3 |
KEYNICEの風量ポイントも同じく4.6ポイント。
結果②:UmimileもEYNICEも3m先では、同風量である。
騒音値
最大瞬間風速ではEYNICEが上で、3m先の風量はほぼ同程度でしたが、果たして騒音値はどうでしょうか?

まずは、Umimileです。風量3のMAXですが風の音は気にならないレベルです。
※環境音が入るので、メーカーの公表値とは異なります。

次はKEYNICEです。少しだけ数値は高くなりましたが、その差も騒音値も気にならないレベルでした。
これなら机の上でも置けます。
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのスペック
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのスペックを、今回の実験結果を加味して表にしました。
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ブランド名 | Umimile(ユミマイル) | KEYNICE (キーナイス) |
販売国 | 中国 | 香港 |
型番 | W2-6052C | KN-176 |
モータータイプ | DCモーター | DCモーター |
色(本体) | ホワイト | ホワイト(やや青みあり) |
色(ファン) | ホワイト | グレー |
羽根径(ファン) | 14㎝(5枚羽) | 14㎝(5枚羽) |
前面ガード材質 | やや柔軟性あり | やや硬質 |
適用畳数 | 6畳 | 6畳 |
風量調節 | 3段階 | 3段階 |
ワット数 | 4W | 4W |
最大瞬間風速(m/s) | 3.0 | 3.4 |
3m先風量ポイント | 4.6 | 4.6 |
騒音値 (db) | 50.3※実測値 | 51.5※実測値 |
電気代(1時間) | 0.13円 | 0.13円 |
首振り | 自動:左右 | 自動:左右 |
上下の可動角度 | 手動:90° | 手動:90° |
リモコン | – | – |
コードの長さ(m) | 1.45※実測値 | 1.2※実測値 |
幅(㎝) | 18 | 18 |
奥行(㎝) | 18 | 18 |
高さ(㎝) | 23 | 23 |
本体重量(g) | 612※実測値 | 602※実測値 |
その他 | USB電源 | USB電源 |
公式ページ | Umimileサイト | KEYNICEサイト |
問い合わせ | URL | URL |
相場価格※変動あり | 約2,900円 | 約2,900円 |
コンパクトサイズのサーキュレーターとしては十分な性能だと思います。
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのデメリット
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのデメリットを口コミ評判から紹介します。
- もう少し風力が強ければよいと思うが値段相応だと思う
- 耐久性が心配
- 初期不良がたまにある
- 業務用としては力不足で個人向けである
- スマートコンセントとの併用はできない
- 24時間365日つけっぱなしで2年半で壊れた
- 羽根径17㎝と表示されているが、実際は14㎝ほどしかなかった
一番よく見かけたのが風量不足です。
通常のサーキュレーターをイメージしていると風量は弱いと思いますが、USBコードでコンパクトサイズなら十分だと思います。
また、すぐ壊れたという声も低評価ではよくあります。家電ではよくあることですが、UmimileとKEYNICEのサーキュレーターにおいてもある一定数はあるようです。
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのメリット
UmimileとKEYNICEのサーキュレーターのメリットを口コミ評判から紹介します。
- 音が小さいので6畳の寝室にはピッタリ
- エアコンとの併用、空気の循環、洗濯物の乾燥など、あると重宝します
- オフィスのエアコンの風を感じるようになった
- 観葉植物の風通しに弱で十分だった
- OEM商品ですが、なかなか満足いく商品だった
- ボタンが1つに集約されて結構便利
このように喜ばれているようですが、ただ6畳用としては役不足だと思います。
化粧室や脱衣場、トイレや車中などあまり広くないスペースや、直接風に当りたい時やオフィスの机の上などが有効だと思います。
まとめ
今回の記事「UmimileとKEYNICEのサーキュレーターの7つの違い!口コミ評判は?」はいかがだったでしょうか?
UmimileとKEYNICEは、コンパクトサイズのサーキュレーターでは十分な性能だと思います。
ただ、通常のサーキュレーターと比べると物足りないので、あまり広くないスペースで使うのが効果的です。
軽くて小さいので子供でも持てます。
そのため場所を選ばず設置できるのが最大のメリットでしょう。
少し不具合が心配ですが、3,000円以下で買えるので一度試してはどうでしょうか。
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