HC-T2494/HC-AZ0694は、スリーアップの多機能サーキュレーターです。夏は涼しく、冬は暖かく、衣類乾燥機能も搭載しています。左右自動首振り機能で部屋全体に風を送ります。省エネ設計で、経済的な運転が可能。
スリーアップのヒート&クールはシリーズになっており、大変人気があり毎年のように新機種が登場します。
でもどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、気になる口コミをまとめてみました。
本記事では、実際に使用した感想や口コミを交えながら、スリーアップHC-T2494/HC-AZ0694の魅力を徹底的にレビューします。
果たして、口コミや評判は本当なのか?
そして買うべきどうかも解説!
また、最新機種を型番に見分ける方法も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
HC-T2494とHC-AZ0694の違い
まず最初にHC-T2494とHC-AZ0694の違いについて解説します。
これはスリーアップの公式サイトで問合せをしました。
- HC-AZ0694は、Amazon限定型番のためパッケージは茶箱、製品本体はHCT2494と同じ製品
というような内容で返信がありました。
つまりHC-T2494とHC-AZ0694は全く同じ製品です。
まず型番の違いで迷っていた方、これで解決ですね。
ちなみに現在のスリーアップの最新機種はこの「HC-T2494とHC-AZ0694」です。
スリーアップ ヒート&クール HC-T2494とHC-AZ0694の口コミ評判は?
HC-T2494とHC-AZ0694のレビューを交えながら、良くも悪くも真実をガッツリと紹介します!
スリーアップ ヒート&クールHC-T2494とHC-AZ0694の悪い口コミ評判
まずは最も気になるのが悪い口コミです。実際に購入した方の感想をまとめましたので見ていきましょう!
思っていたより本体が大きい
通常のサーキュレーターで羽根径15㎝を購入したことのある方は、HC-T2494/HC-AZ0694の本体が少し大きいと思うのは間違いないでしょう。
ただし、羽根径18㎝と比べると同等かそれ以下になります。
左がアイリスオーヤマPCF-MKM18-W 、右がボルネードの533DC-JPです。全て羽根径約18㎝で、ほぼ同程度の大きさだと分かります。
こちらは、左が旧型の同社のHC-T2206、右は山善の山善YAR-ZD171です。
これらと比べると小型だとわかります。
参考≫山善YAR-ZD171の口コミは本当?真実をガッツリレビュー!
ただ、使ってみるとそれほど大きさは気にならないレベルでした。
風量2段階目から音がうるさくなる
HC-T2494/HC-AZ0694の風量2段階目からうるさいという意見もありましたが、実際に検証してみると風量3段階目からうるさいといレベルに感じました。
うるさいかどうかは人それぞれだと思いますので、その様子を動画でアップしているので参考にしてください。
内部に埃が溜まらないか心配
HC-T2494/HC-AZ0694は、温風の出るサーキュレーターでは珍しい分解できるタイプです。
背面ガードが工具不要で簡単にお手入れができます。
これがすぐに外せてメチャ便利なんです!
ですので、背面ガードは丸洗いが可能です。
口コミのように内部に埃が溜まらないか心配はありますが、そもそもヒーター系は安全のため内部は分解できない仕様になっています。
温風の出るサーキュレーターも然り。
内部はエアーダスターか掃除機で、吐き出すか吸い込むようにしてください。
上下首振りの角度がもう少し欲しかった
HC-T2494/HC-AZ0694は、上下首振りが自動60°ですので、真上に向けるのは無理です。
そのため、部屋干しの際に真下からは風を送れませんので注意が必要です。
旧タイプは、90°までできるので残念な部分でもあります。
ただし、左右は自動首振り機能付きですので、部屋干しは十分に対応できます。
安全装置がしっかりとしているのはいいが、軽く持ち上げるだけでもすぐ止まる
HC-T2494/HC-AZ0694は、ちょっと動かしたらすぐに停止します。
安全であることは嬉しいのですが、ちょっとやりすぎかもしれませんね。
でも、一旦設置場所を決めたら動かすことがあまりないので、安心して温風を使うことができます。
スリーアップ ヒート&クールHC-T2494とHC-AZ0694の良い口コミ評判
次にHC-T2494とHC-AZ0694の良い口コミを見てみましょう。
室内干しが時間が短縮されて嫌な臭いがなくなった
部屋干しには「温度」「湿度」「風」が大事ですが、HC-T2494/HC-AZ0694はその内の「温度」「風」を補ってくれます。
そのため時間を洗濯物が乾くまでの時間を短縮してくれます。
実際に60㎝離れた距離では、
28℃を計測しました。(室内19℃)
肌に当てるにはちょうど良い温度ではないでしょうか。
ちなみに本体の表面ガードの部分では45℃でした。
≫参考:冬の部屋干しで洗濯物が乾かない時の対策とおすすめアイテムを紹介!
リモコンが収納できるのか心配だったが、本体にマグネットで付くので良かった
HC-T2494/HC-AZ0694は、本体にリモコンの収納スペースがないもののマグネットで本体にくっつけることができます。
そのため、リモコンの紛失を極力防いでくれます。
マグネットでなので取れやすい反面、すぐに取り外して使える便利さがあります。
風の直進性がよくて離れていてもしっかりと風が届くのでびっくりした
HC-T2494/HC-AZ0694の最大風速は。当サイト計測値で5.2m/sでした。これは高性能のサーキュレーターを比べても遜色のない数値です。
温風の出るサーキュレーターで、これだけ風量が出れば夏場も十分に活躍できます。
風の直進性がよくて、離れていてもしっかりと風が届くのでびっくりするのも納得です。
背面画だけだが簡単に分解できるので便利、掃除がしやすく
先述しましたが、HC-T2494/HC-AZ0694は、温風の出るサーキュレーターでは珍しい分解できるタイプです。背面ガードが工具不要で簡単にお手入れができます。
サーキュレーターは知らず知らずのうちに、埃やゴミが溜まるのでこういったフィルターはあると助かります。
おまけに水洗いで何度も使えるので、余分なランニングコストも不要です。
ヒーター系は分解洗浄できないところ、フィルターの脱着はユーザー視線に立った仕様といえます。
少しでも掃除ができるので、喜ばれているようです。
温風モードは風は弱いが、6畳の部屋なら暖房にも使える
HC-T2494/HC-AZ0694は、広い部屋の暖房としては不十分です。
ただし6畳ほどの部屋では、その性能を発揮します。
これは7畳の和室で検証したものです。
温度計を部屋の端に設置して温度を計測しました。
結果は13.5℃しかなかった部屋が2時間で20℃以上まで上昇。
次はその後、温度計を温風の前約1m先に設置して計測、温風の通り道に設置したわけです。
結果22.7℃まで上昇しました。
実際、息子に和室に居てもらいゲームなどして過ごしてもらいましたが、「今まで寒かったけど全然大丈夫!」という声をもらいました。
温風の出るサーキュレーターは、広い部屋で暖房単体として無理はありますが、6畳ほどなら暖房機器としても有効活用できます。
狭い場所やエアコンの設置できないスペースに効果的と言えます。
1200Wや1500Wの電気ヒーターが多いけど、1000Wなので電気代が抑えられる
これはHC-T2494/HC-AZ0694の、使用ワット数です。
左が「温風モード」右が「衣類乾燥モード」です。少しワット数の違いがありますが、どちらも1000W以下です。
1200Wや1500Wの電気ヒーターが多い中、1000Wなので電気代が抑えられているのが分かります。
後ほどお伝えしますが、旧型のHC-T2206やHC-T2209の消費電力は1200Wです。
スリーアップでいえば、電気代を抑えたいならこの「HC-T2494/HC-AZ0694」が一番です。
スリーアップ ヒート&クール HC-T2494/HC-AZ0694のスペック
商品名 | HC-T2494/HC-AZ0694 |
メーカー名 | スリーアップ |
温風時消費電力(W) | 1000W |
送風時消費電力(W) | 38W |
温風時電気代(1時間) | 31円 |
温風時電気代(1時間) | 1.18円 |
機能その1 | 左右首振り:自動80° 上下首振り:手動60°(手動4段階) |
機能その2 | タイマー 1・2・4時間 |
機能その3 | メモリー機能、減灯機能 |
機能その4 | オートオフ機能8時間(温風モード時のみ) |
転倒時安全装置 | ○ |
温度センサー | ○ |
リモコン | ○ |
色 | ホワイト |
本体寸法(cm) | 幅23×奥行23×高さ32cm |
重量 | 約3.0㎏ |
適用畳数 | 送風モード時16畳 |
羽根径 | 約15㎝※当サイト実測値 |
コードの長さ | 約1.5m |
保証期間 | 1年 |
市場価格 | (本体)約9,980円~ (吸気フィルター:1,320円※公式サイト) |
商品資料 | 説明書URL |
HC-T2494と旧型「HC-T2206とHC-T2209」の性能を比較してみる
HC-T2494 | HC-T2206 | HC-T2209 | |
サイズ | 幅23×奥行23 ×高さ32cm |
幅23.5×奥行25.5 ×高さ34cm |
幅25.5×奥行22 ×高さ34cm |
重量 | 3.0㎏ | 3.1㎏ | 2.7㎏ |
消費電力 | 送風モード時 38W 温風モード時 1000W |
送風モード時 45W 温風モード時 1200W |
送風モード時 38W 温風モード時 1200W |
オフタイマー | 1・2・4時間 | 1・2・4時間 | 1・2・4時間 |
風量設定 | 送風3段階 温風モード1段階 |
送風3段階 温風モード1段階 |
送風3段階 温風モード1段階 |
送風モード適用畳数 | 16畳 | 20畳 | 16畳 |
首振り | 左右自動:80° 上下手動:60° |
左右自動:60° 上下自動:30〜40° 上下手動:約90° |
左右自動:70° 上下手動:約90° |
ネット参考価格 | 約9,980円~ | 約14,000円~ | 約13,600円 |
■HC-T2494と旧型「HC-T2206とHC-T2209」違い
HC-T2494/HC-AZ0694は、
- サイズ・・・小さくなっている
- 重量・・・やや重い
- 消費電力・・・一番少ない
- 温風・・・少し弱くなった
- 送風力・・・パワーアップしている※当サイト実測値
- 首振り・・・真上の向けられない
- 価格・・・安い
となっています。
中でも注目は、消費電力の違う温風と送風力、そして価格です。
それぞれ詳しく見てみましょう。
HC-T2494と旧型HC-T2206の温風の違い
HC-T2494と旧型HC-T2206の温風の違いを見てみます。
旧型HC-T2206の消費電力は1200W、一方HC-T2494は1000Wです。
果たして、その差はあるのか?
それぞれ温風時の60㎝先の温度を測ってみました。
■結果は、
- HC-T2494・・・28℃
- 旧型HC-T2206・・・30℃
となり消費電力の多い旧型HC-T2206に軍配が上がりました。
実際に暖かく、やはり200Wの差は大きいようです。
HC-T2494と旧型HC-T2206の送風力の違い
では送風力はどうでしょうか?
通常のサーキュレーターとして使ってみます。
旧型HC-T2206の消費電力は45W、一方HC-T2494は38Wです
先ほどの結果から、消費電力が多い旧型が有利だと思いましたが、
■結果は、
- HC-T2494・・・5.2m/s
- 旧型HC-T2206・・・4.1m/s
となり、なんと消費電力の少ないHC-T2494に軍配が上がりました!
先述しましたが、これは高性能サーキュレーターと遜色ない性能です。
改良された結果でしょうか、スリーアップの企業努力を感じますね。
HC-T2494/HC-AZ0694と旧型の価格の違い
まず、結論として断然HC-T2494が安くなっています。
■市場価格
- HC-T2494/HC-AZ0694・・・9,980円~
- 旧型HC-T2206・・・14,000円~
- 旧型HC-T2209・・・13,600円~
冒頭でもお伝えしましたが、スリーアップの温風サーキュレーターは、毎年のようにブラッシュアップされて新型を出していますので、購入するならHC-T2494/HC-AZ0694がおすすめです。
ただし、部屋干しでなく純粋に暖房機器としてお探しなら、消費電力の多い旧型のHC-T2206かHC-T2209がおすすめです。
スリーアップ ヒート&クールHC-T2494/HC-AZ0694の電気代
ここでは、スリーアップ ヒート&クールHC-T2494/HC-AZ0694の電気代をまとめます。
補足として、HC-T2206とHC-T2209の電気代も付け加えておきますね。
■電気代(1時間あたり)
- HC-T2494/HC-AZ0694
送風時38W・・・1.18円
温風時1000W・・・31円 - HC-T2206
送風時45W・・・1.39円
温風時1200W・・・37.2円 - HC-T2209
送風時38W・・・1.18円
温風時1200W・・・37.2円
■電気代(1か月あたり※1日8時間使用の場合)
- HC-T2494/HC-AZ0694
送風時38W・・・283円
温風時1000W・・・7,440円 - HC-T2206
送風時45W・・・335円
温風時1200W・・・8,928円 - HC-T2209
送風時38W・・・283円
温風時1200W・・・8,928円
スリーアップ ヒート&クールHC-T2494/HC-AZ0694の清掃方法
ここでは、HC-T2494/HC-AZ0694の清掃方法をお伝えします。
HC-T2494/HC-AZ0694は、数少ない背面ガードを外して洗えるタイプです。
ではまずは背面にします。ちなみに取っ手が深くて持ち運びがしやすいです。
このフィルターを外して洗います。よく汚れが付着するんですよね。
外し方は簡単!
背面にあるつまみを回すだけです。時計と逆に回しましょう。
するとすぐにこのように、背面ガードが外れます。
あとはフィルターを外して丸洗いです。さっと流すようにしましょう。洗いが終わったら乾かしてからフィルターを装着します。
本体は分解できないので、エアーダスターや掃除機、ハケやブラシで埃を取り出し、柔らかい布で拭き洗いをして完了です。
まとめ
今回の記事「HC-T2494とHC-AZ0694の口コミは本当?違いも解説!」はいかがだったでしょうか?
HC-T2494とHC-AZ0694のみならず、旧型のHC-T2206とHC-T2209も紹介させていただきました。
スリーアップの温風の出るサーキュレーターは、毎年のようにブラッシュアップされて新機種が出ています。
新機種は「HC-T」に続く番号が大きいほど、新しい機種になると覚えておけば役に立つでしょう。
温風の出るサーキュレーターは、暖房機器をして期待し過ぎると期待に応えられないと思いますが、部屋干しで使うならおすすめです。
確実に早く乾きます。
また、狭いスペースや6畳ほどの部屋を得意としていますので、そういったところやエアコンが設置できないところで使う方にもおすすめです。
一度検討してみてはどうでしょうか?
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