山善のサーキュレーターHOT&COOL「YAR-ZD171」は2019年11月に発売され、以降人気商品として今も販売されています。
山善YAR-ZD171は、送風・温風・乾燥の3つのモードを備えた温風の出るサーキュレーターで、DCモーター搭載で省電力、風量調節は5段階可能。
上下左右の自動首振り機能、タイマーやオートオフ機能もあり、部屋干しや空気の循環に最適です。コンパクトで場所を取らず、1年中使える便利な家電です。
暖房は、コンクリート住宅・断熱材ありの場合、最大約8畳まで対応。
口コミ評判が多くて迷ってしまいますよね。
そこでまずは、そんな気になる口コミをまとめてみました。
本記事では、実際に使用した感想や口コミを交えながら、YAR-ZD171の魅力を徹底的にレビューします。
果たして、その評判は本当なのか?ぜひ最後までお読みください!
山善サーキュレーターHOT&COOL「YAR-ZD171」の口コミ評判は?
山善サーキュレーターHOT&COOL「YAR-ZD171」は、送風・温風・乾燥の3つのモードを備えた温風の出るサーキュレーターです。
空気の循環や夏場に涼を取るだけでなく、冬場に暖を取ることもできるのが大きな特徴です。
では実際の口コミや評判はどうでしょうか?
山善YAR-ZD171のレビューを交えながら、良くも悪くも真実をガッツリと紹介します!
山善YAR-ZD171の悪い口コミ
まずは最も気になるのが悪い口コミです。実際に購入した方の感想をまとめましたので見ていきましょう!
本体・リモコンのボタンの反応が悪く、リモコンでオンオフができない
山善YAR-ZD171の悪い口コミの中で最も多かったのが「本体・リモコンのボタンの反応が悪い」「リモコンでオンオフができない」でした。
でもこれは残念ながら事実でした。
まず、「リモコンでオンオフができない」のは、そういう仕様となっているからです。
面倒であるという口コミは多いですが、ヒーター系は熱を持つので安全を考慮しての設計かもしれません。小さいお子さんが、知らず知らずのうちにリモコンに触れることってありますよね。
また、「本体・リモコンのボタンの反応が悪い」のも事実です。
リモコン受光部の正面なら大丈夫でしたが、角度が約45°超えると反応せず、恐らく受信できる限界でしょう。
そして、本体のボタンも反応が悪い時がしばしば。
これは困ったもんです。
これが低評価の大きな原因ともなっています。
ただ、後で紹介しますが、YAR-ZD171は温風時の風速は他社にないものがあります。
思っていたよりも温風の風量が弱く、広い部屋全体を暖めるには向いていない
「風量が弱い」と思うのは主観によるものですが、温風の出るサーキュレーターを5台持っている者からいえば、逆に風量はしっかりとある方です。
というよりも風速でいえば、YAR-ZD171よりも低いものがほとんどでした。
正直、初見では「おー!」思わず声が出るほどでした。
温風の出るサーキュレーターでは、風速が上がり過ぎると冬場は寒く感じます。
その点YAR-ZD171はバランス良く、そして暖かい風を送りだしてくれました。
しかしながら、10畳以上ともなると部屋全体を暖めるには向いていません。
そもそもセラミックヒーターでも3.5畳から8畳が概ね適応畳数です。
また、電気ストーブではそれ以下であり、加えてお部屋全体を暖めるには向いていません。
YAR-ZD171においても広い部屋では向いていませんが、温風時の適応畳数は8畳、サーキュレーターのおかげで部屋全体を暖めることができます。
他社では6畳が多いので温風の出るサーキュレーターとしては、現在MAXの性能ともいえます。
思ったよりも大きく、冷風温風機能なだけあって少し重い
YAR-ZD171は確かに思っていたよりも大きく感じました。購入前にネットの販売ページの画像を見た時は同社のコンパクトタイプのAAS-KW15(左:羽根径15㎝)やアイリスオーヤマのPCF-SC15T(右:羽根径15㎝)と同じぐらいに見えます。
でも実際は、アイリスオーヤマ PCF-SDC18T(右2つ目:羽根径18㎝)とほぼ同サイズ。
通常のサーキュレーターはコンパクトサイズが多く売れています。
そのため、通常の小型のサーキュレーターを想像していた方なら、思っていたよりも大きいと思うでしょう。
また、冷風温風機能なだけあって少し重いです。
重さはスリーアップ製とほぼ同じぐらいでした。
軽いタイプをお探しならボルネードがおすすめです。
8時間で自動電源オフになるので面倒
8時間で自動電源オフになるので面倒という口コミも本当です。
ヒーター系は熱を持つので、これぐらいの安全設計のほうが安心できます。
色の違いでモードが分かる仕様ですが、思っていたよりも明るく消せない
YAR-ZD171は
・送風運転時 → 青色点灯
・温風運転時 → 橙色点灯
・乾燥運転時 → 緑色点灯
となっており色の違いでモードが分かります。
これも安全を考慮しての設計だと思いますが、ランプは消せない仕様になっています。
そのため、明かりに敏感な方は避けたほうがいいかもしれません。
個人的には、綺麗で好きな演出です。
山善YAR-ZD171の良い口コミ
次に山善YAR-ZD171の良い口コミを見てみましょう。
モードによって色が変わるので分かりやすくユニーク
繰り返しますが、YAR-ZD171は
・送風運転時 → 青色点灯
・温風運転時 → 橙色点灯
・乾燥運転時 → 緑色点灯
となっており色の違いでモードが分かります。
このように現在のモードが一目で分かるので便利で、しかもユニークだと思います。
ワンルームで使用、エアコンなしでも十分に暖かい
YAR-ZD171は、ワンルームなどコンクリート造りの8畳までなら暖房の効果が期待できます。
ただし、住宅の断熱性によってその効果は変わってきます。
これはセラミックヒーターなどでも言えますが、以前デロンギヒーターを買って失敗したのでよく分かります。
断熱性に自信のないおうちは6畳ぐらいが上限だと思っていいでしょう。
バスタオル2枚含む2人分の洗濯物が2時間の乾燥モードで乾いた
YAR-ZD171は、自動首振り機能があります。
左右60°、上下90°を組み合わせることによって効果的に洗濯物を乾かすことができます。
部屋干しには温度がとても重要なので、寒い時ほど活躍います。
浴室乾燥ではすぐに乾くし、脱衣室では暖房で活躍してくれている
浴室は早く乾かすことでカビの発生を防ぎます。
浴室乾燥に暖房を加えることでより効果的に早く乾燥できるので、YAR-ZD171の活躍する場でもあります。
寝室やダイニングの扇風機として使用、換気にも役立っています
YAR-ZD171の風量は、通常のサーキュレーター同社のコンパクトタイプのAAS-KW15と同程度の性能があります。
そのため送風なら約10畳に対応しています。
換気やお部屋の空気循環、扇風機としても暑い時期にも活躍しますので、一年を通して使えます。
コンパクトなので持ち運びも楽で倒れる心配もなく、子供が小さくても安心
YAR-ZD171の重量は3.2㎏とやや重たいものの、持ち手が深く持ち運びがしやすくなっています。
重さを考慮しての設計かもしれません。
ペットがいるので、羽根無しで小さく、転倒や怪我をする心配がないので安心
YAR-ZD171はデザイン的に頭でっかちで転倒しやすいと思うかもしれません。
しかしながら、手を押しても少々の力なら倒れず、また羽がないので怪我の心配がないので安心です。
また数秒を触ったままでも火傷の心配はほとんどなく、表面温度は60℃~70℃ですので、一瞬で火傷することはないでしょう。
その他
- 脱衣場でのヒートショック防止に購入、場所と取らないので便利
- 今まで脱衣場に除湿機・暖房・サーキュレーターと設置、購入後これ1台用で十分
他にもYAR-ZD171の口コミや評判にこういったものがあります。
温風運転時よりも乾燥運転時の方が風量も強く、暖かい空気を運んでくれます。
約10秒ほどで温風に変わり、コンパクトなので脱衣場やトイレなどでも重宝されているようです。
山善サーキュレーターHOT&COOL「YAR-ZD171」のスペック
商品名 | YAR-ZD171(W) |
メーカー名 | 山善 |
適用畳数 | 8畳 |
モーター | DCモーター |
色 | ホワイト |
サイズ(cm) | 幅26×奥行22×高さ35.5 |
重量 | 3.2kg |
①乾燥モード消費電力(W) | 1200W |
②温風モード消費電力(W) | 1100W |
③送風モード消費電力(W) | 22W |
①乾燥モード電気代(1時間) | 37.2円 |
②温風モード電気代(1時間) | 34.1円 |
③送風モード電気代(1時間) | 0.68円 |
機能その1 | 上下首振り:自動90° 左右首振り:自動60° |
機能その2 | タイマー:1~5時間 |
機能その3 | 8時間オートオフ機能 |
転倒時安全装置 | ○ |
温度センサー | ○ |
リモコン | ○ |
コードの長さ | 1.8m |
保証期間 | 1年 |
市場価格 | 約15,000円 |
商品資料 | 説明URL |
YAR-ZD171の電気代
■部屋干しに使用、送風モードで1日5時間使用した場合は1か月103円
夏場など、ある程度気温が高い日などは送風モードを使用します。
消費電力は22Wですので、ほぼ電気代が気にならないレベルです。
■雨の日や寒い冬場の部屋干しに使用、電気代は1日186円
雨の日や寒い冬場の部屋干しは、乾燥モードを使用します。
その場合、消費電力は1200W。
使いすぎ過ぎると一気に電気代が跳ね上がります。
電気代が気になる方は最初の2時間だけ乾燥モードにして、暖かくなったら送風モードに切り替えると電気代は半分に済むのでおすすめです。
■就寝時に使用、温風モードで1日5時間使用した場合は1か月5,115円
冬場など就寝時に使う場合は、温風モードにします。
その場合、消費電力は1100W。
やはりヒーター系は電気代がかかるのは否めません。
ザクっとですが温風モードでは1か月使う場合、5時間使用した場合は5,115円ですので、使用時間かける1,000円が目安となります。
ですので電気代を抑えるには、部屋を暖めるために最初の2~3時間だけ使えば電気代も半分で済みます。
このあたりは、電気ストーブやセラミックヒーターでも消費電力は1200W~1500W あるので、同じことがいえます。
くれぐれも使いすぎには注意しましょう。
YAR-ZD171の取扱説明書
YAR-ZD171の取扱説明書は15ページあります。
各部の名称はもちろん、使い方やお手入れの方法、よくある質問などしっかりと記載されています。
たとえば、温風モードにした場合は、電源をOFFにしてもヒーターの冷却のため、約30秒は送風運転するなど、気になることや故障かなと思った時にも役にたちます。
≫ネットYAR-ZD171の取扱説明書を見てみる
YAR-ZD17とYAR-ZD171の違い
YAR-ZD171の前モデルにYAR-ZD17があります。
違いは3つです。
- 最高出力が800Wから1200Wにアップ
- 上下首振りが85°から90°に変更
- 本体重量は3.1㎏から3.2㎏にわずかに重量アップ
デザインはそのままです。
つまり、YAR-ZD171はYAR-ZD17からブラッシュアップされた機種といえます。
YAR-ZD171の掃除方法
YAR-ZD171の掃除方法は、基本は背面の吸気口とエアーフィルター、前面の吹出口がメインとなります。
吸気口とエアーフィルターは、以下の流れで取り外します。
背面の引っ掛かり部分を指を引っ掛けます。下方向に力を入れましょう。
するとこのように外れます。
中にはエアーフィルターがあります。
水洗いするか汚れがひどい時は薄めた中性洗剤を使います。
背面や前面は、ハケやブラシで埃を取り出し、柔らかい布で拭き洗いをして完了です。
山善サーキュレーターHOT&COOL YAR-ZD171はAmazonがお得!
YAR-ZD171は主に、
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!
で販売されていますが、価格は、
- 公式サイト:15,800円
- Amazon:16,556円
- 楽天市場:18,000円~
- Yahoo!:17,000円~
となっておりAmazonが一番お得に買えます。
YAR-ZD171をメルカリで中古で買う手もあり!
YAR-ZD171がちょっと高いと感じる方はメルカリで購入する手もありです。
ちなみに今回はメルカリで購入しました。
山善YAR-ZD171の口コミのまとめ
最後に、今回の口コミをもう一度掲載しておきますね。
レビューした感想を一言でまとめるなら「温風がたっぷりの年中使えるサーキュレーター」です。
ただし、温風の使いすぎは電気代が上げるので注意が必要。
部屋全体を暖めたい方なら6畳までが最適でしょう。断熱性が優れたお家なら8畳までは可能。
また、寒い時期は脱衣場やトイレや浴室乾燥などで使い、
部屋干しに使いたいという方なら、ご家庭に1台あってもいいのではないでしょうか?
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