サーキュレーターをアイリスオーヤマでお探しの方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません「サーキュレーターアイ」。
でも、「サーキュレーターアイって何?」
さらに
「DC JET・Silent・miniってどう違うの?」
と、もやもやしたことがありませんか?
そこで、この記事ではそんな疑問をズバリと解決します!
これを読めば、
- サーキュレーターアイとは
- サーキュレーターアイのDC JET・Silent・miniなどの違いとは?
- サーキュレーター アイリスオーヤマの歴史
- 最新のサーキュレーターアイの情報
など詳しくなります。
アイリスオーヤマで購入を検討されている方は、是非活用して役立ててくださいね。
サーキュレーターアイとは

サーキュレーターアイとは、2018年から販売されたアイリスオーヤマの新型サーキュレーターで、従来の機種を大きく上回る性能を備えた、『丸』型形状の新構造スパイラルグリルを搭載した機種で、以後シリーズとなりました。

PCF-KSC151T(自動:上下・左右首振りタイプ、当時参考価格:10,800円) とPCF-KSC151(自動:左右首振りタイプ、当時参考価格:8,980円)が販売され、さらに従来よりもモーターを改良することで羽根の回転数をアップ!

これらにより、約20%の風速向上と約50%の到達距離の拡大が実現した、(当時)従来機とは一線を画すサーキュレーターです。
当時、羽根径(プロペラサイズ)15㎝タイプでは、過去最高の適用畳数を誇る性能です。

また、従来機では風量が3段階でしたが、さらに微調整しやすいように微風からターボまで風量を5段階に改良されました。これはアイリスオーヤマの初の試みです。
加えて音を気にせず就寝できるよう、微風・弱モード時の運転音は35dB以下の静音に抑えています。
より自然に近い風を再現できようにリズム風モードも搭載、風量を不規則に切り替えることで可能にしました。

PCF-KSC151TとPCF-KSC151は「サーキュレーターアイ」として、2018年3月23日に販売されましたが、その後震災による節電需要やコロナ渦では日本政府や世界保健機関(WHO)が換気を推奨、また部屋干しが増加し乾きにくさや部屋干し臭の改善に大いに役立ちます。
それらによりアイリスオーヤマのサーキュレーターは、国内・海外におけるシリーズ累計販売台数が2021年には1500万台と大きく飛躍、その事実に間違いなしに貢献しているのが「サーキュレーターアイ」といえるでしょう。※2023年には2000万台に達しています。
■個人的には、自動上下左右首振りする姿が可愛いのもあって、時代の流れにうまく乗ったヒット商品だと感じます。
調べた限りでは、アイリスオーヤマのサーキュレーターが自動で上下首振りしたのは、2014年発売の「CFA-185」と「CFD-181」です。
それ以来、「PCF-C15T」「 CFB-I15T」「PCF-CT151」「PCF-C18T」などいくつかありますが、サーキュレーターアイシリーズ「PCF-SC15T」の上下左右の首振りが印象強く、可愛いらしい動きと愛らしいスタイルが受け入れられて、世界中に大ヒットしたのではないでしょうか。

ただ、PCF-SC15Tは2018年の発売開始からの古さは否めず新機種も続々登場、現在は次の機種にバトンタッチしたのか、アイリスプラザ(公式販売サイト)では、型番:PCF-BC15TECにページがリニューアルされています。
そのため公式サイトでは販売されていません。
じゃ、もう買えないのかと疑問になり問い合わせしたところ、
「PCF-SC15Tは現在も販売中であり、(実店舗の)家電量販店やホームセンターの売り場の担当者に取寄せの相談をしてみてください」といった内容の回答がありました。
ネットでは、わずかですが販売されています。
しかしながら、当時は6,000円から5,000円代で安く買えましたが、現在は希少価値なのかそれ以上の価格がほとんどです。
正直、どうしても欲しいという方は、ネットであれ実店舗であれ5,000円代であれば買いですが、中古品なら安く多数出品されているので、そこから良品を探すのも手でしょう。
サーキュレーターアイのDC JET・Silent・miniなどの違いとは?

サーキュレーターアイの種類は、以下の6つに分けられます。
- 音声操作・AI操作
- mini
- ノーマル(ACモーター)
- DC JET(DCモーター)
- Silent(静音重視仕様)
- サーキュレーター扇風機
それぞれ詳しく見てみましょう。
サーキュレーターアイ 音声操作・AI操作

■特徴「音声操作」
- アプリやWi-Fi等の複雑な設定がなく、設置してすぐ使用可能
■特徴「AI操作」
- スマートスピーカーのAI機能と連動が可能
■主な機種
- PCF-SCV15T/KCF-SCV151T(音声操作)、PCF-SCAI15T(AI操作)

2020年に音声操作・AI操作は販売されましたが、「音声操作」では決まったセリフしか反応しないことや「AI操作」では、WI-FIと接続がなかなかうまくいかないなど問題点がありました。
そのためか後継機は生産されていないようです。
現在は、最新モデルが不在のため、あまりおすすめはできない状態です。
ただし、サーキュレーターをしての性能はかなり評価されています。
サーキュレーターアイ mini


■特徴
- 従来の8畳対応タイプよりもコンパクトに設計
- コンパクトでありながら風の到達距離は16m、適用畳数は8畳
- 下向きに送風できるので、高い位置にも置ける
■主な機種
- PCF-SM12(生産終了)
- PCF-SC12(生産終了)
- PCF-SM122

2019年にサーキュレーターアイminiは販売されましたが、初期タイプのPCF-SM12とPCF-SC12は生産終了しています。
現在はPCF-SM122シリーズが販売されており、おすすめとなっています。
PCF-SM122はカラーバリエーションが多く、部屋のカラーあったオシャレな超コンパクトサイズのサーキュレーターを選ぶことができます。
サーキュレーターアイ ノーマル(ACモーター)



■特徴
- サーキュレーターアイシリーズの最初のモデルであり代表的なモデル
- 従来タイプ(※PCF-C15T)とほぼ同サイズなのに、適用畳数が8畳から18畳にパワーアップ!
- 従来の14畳対応タイプ(※PCF-C18T)と比べて、よりコンパクトに設計
- 風量調整が従来タイプの3段階から、初の5段階に調整可能
- 運転音は風量2ならわずか35dbと静音設計
■主な機種
- PCF-KSC151T(プレスで紹介された初期の機種)
- PCF-KSC151(プレスで紹介された初期の機種)
- PCF-SC15T
- PCF-SC15
- KCF-KSC152T
- PCF-SC15-EC※2022年、分解できるサーキュレーター
- PCF-SC15T-EC(AZ-SC15TEC-W)※2022年、分解できるサーキュレーター
- PCF-KSC151T-EC※2023年、分解できるサーキュレーター

サーキュレーターアイの始まりの機種が、このACモータータイプです。
発売当初、風の到達距離が25mと度肝を抜かれた記憶があります。
そのころ、日本のメーカーで到達距離を大々的に押し出した商品がほとんどないこともあり、「凄いサーキュレーターを開発したもんだ」というのが当時の正直な感想でした。
ただし、時代が流れメンテナンスが楽な分解できるサーキュレーターアイが登場!
機種によっては工具不要で背面ガードまで丸洗いができ、その便利さに人気が爆発します。
これら新型の登場により、旧型の背面ガードまで分解できないサーキュレーターアイは、隅に追いやられることになります。
そして調査して分かりましたが「サーキュレーターアイ」というシリーズの名称は、2024年以降使われていません。
ACモータータイプでは、PCF-SC15T-EC(AZ-SC15TEC-W)/PCF-KSC151T-ECが、現在最後のサーキュレーターアイとなります。
サーキュレーターアイ DC JET(DCモーター)
サーキュレーターアイ Silent(静音重視仕様)
サーキュレーターアイ サーキュレーター扇風機
サーキュレーター アイリスオーヤマの歴史

サーキュレーターアイを調べていると、
そもそもアイリスオーヤマがサーキュレーターをいつから販売したのか気になり、歴史を遡って調査してみました。
■2010年:アイリスオーヤマ「初」のサーキュレーターが発売される
アイリスオーヤマがサーキュレーターを最初に販売したのが、2010年の5月20日(木)でした。全国のホームセンターや量販店などで店頭に並びます。
型番は EAC-2とEAC-2K、efeelサーキュレーターとも言われたようです。

品名 | efeelサーキュレーター EAC-2 | efeelサーキュレーター EAC-2K |
![]() | ![]() | |
カラー | ホワイト・ブラック | ホワイト・ブラック |
電源 | AC100V(50/60H共用) | AC100V(50/60H共用) |
消費電力 | 50Hz/29W、60Hz/28W | 50Hz/31W、60Hz/29W |
サイズ | 幅30×奥行19×高さ29cm | 幅30×奥行19×高さ33cm |
重量 | 約2.3㎏ | 約2.3㎏ |
適用畳数 | 4.5〜6畳 | 4.5〜6畳 |
風量調整 | 3段階 | 3段階 |
リモコン | × | × |
首振り | 手動:上下90°(6段階) | 手動:上下90°(6段階) 自動:左右45° |
その他機能 | – | – |
この当時から、サーキュレーターの風はスパイラル気流と呼ばれおり、自動左右首振り機能もあったようですね。
■2012年:「サーキュレーター EAC-2/EAC-2K」のリコール発生と点検修理

先述したように、2010年からアイリスオーヤマではサーキュレーターが販売されましたが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。
2012年に、「EAC-2/EAC-2K」において、2011年7月1日〜2012年1月31日までの期間に製造した商品が、電源コード部の被覆が剥れることによるやけどの事故が発生、リコールとなります。
アイリスオーヤマのサーキュレーターの黎明期は険しいスタートだったかもしれません。
■2018年:ついに「サーキュレーターアイ」シリーズが販売される

そして試行錯誤の末、ついに「サーキュレーターアイ」が生まれます。

開発者には「より強い風を、より小さいサーキュレーターで」という想いがあったようです。
また、もともとインテリア性を高めるためにボール型にする構想があり、そこで試しに作って実験したところ、風量が大幅にアップ!
偶然の産物だったようですが、インテリア性だけでなく機能が大きくアップし、このようにサーキュレーターアイは誕生しました。

もう一度特徴を見てみる≫「サーキュレーターアイとは」
■2019年:サーキュレーターアイシリーズ2機種を新発売
サーキュレーターアイが発売された1年後には、広い部屋でも強力に空気を撹拌できる「サーキュレーターアイDC-JET」と棚や机の上など狭小空間でも使用できる「サーキュレーターアイmini」を発売。

「サーキュレーターアイDC-JET」では従来のボール型形状に、DCモーターの採用と新たに設けた吸気口により、風速約30%向上!
30畳もの広い空間の空気を撹拌します。
このDCモータータイプだけにある吸気口、意外と皆さん気付いてないようですよ。という私も途中までその存在に気づきませんでした(^^;
そして18cmモデルでは、ボタン一つで最大の風量と通常より速い速度の左右首振りする「強制撹拌モード」、15cmモデルでは、洗濯物の中央部では風を弱く、端に向かうにつれて強くする「衣類乾燥モード」を搭載します。
また、風量調整を10段階にしたことで、各部屋の広さや使用シーンに応じて調整できるのも特徴です。
「サーキュレーターアイmini」においては、羽根径や本体を小型化することによって、従来機よりもコンパクトでありながら、より直進性の高い風を実現しています。
これにより、今まで大きくて置けなかったカウンターやテーブルにも適応、新たな使用シーンが増えることになります。

■2020年:面倒な初期設定は一切不要な「音声操作サーキュレーター」3機種を新発売
翌年には、音声で操作できる家電に新シリーズ登場が!
初期設定は一切不要な「音声操作サーキュレーター」3機種が新発売がされます。
AIやIoTの普及によって音声で操作できる商品が増える中、「初期設定、アプリ操作が難しい」という不満の解消すべく、無線LAN環境やアプリ操作が不要の「音声操作サーキュレーターアイ」と「音声操作サーキュレーター扇風機」の登場です。

■2021年:「サーキュレーター」シリーズ 国内・海外累計販売台数1,000万台達成
この年アイリスオーヤマの「サーキュレーター」シリーズは、国内・海外における累計販売台数が1,000万台に達します。
実に2010年よりサーキュレーター市場に本格参入してから11年目の快挙ですね。
■2021年:WOOZOOシリーズ



2021年:コンパクトサイズで細かな風力調整も可能に 「サーキュレーターアイ DC silent」新発売
2021年:1台でサーキュレーターと扇風機の2役の活躍!「コンパクトサーキュレーター扇風機」新発売
2022年:1年間で500万台の販売増「サーキュレーター」シリーズ国内・海外累計販売台数1,500万台達成※
2022年:くらしを彩るWOOZOO(ウーズー)シリーズに「サーキュレーター扇風機」新色2色を追加
2024年:累計2,000万台※1のサーキュレーターシリーズからリモコンで好きな角度に送風方向を操作できる「サーキュレーターアイ DC JET」
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