正面から見ると頭が丸くてボディが四角のフォルム、なんだか“こけし”のようなデザインのサーキュレーター、そのうえ丸洗いが可能と人気なのが「YAS-AFKW15」です。
これは以前からある、型番の最初が「YAS」もしくは「AAS」のKW15シリーズ(全分解できないタイプ)を丸洗いできるようにブラッシュアップしたものです。
でも、工具なしで分解できるようになったのは素晴らしいのですが、
「スペックは従来品と変わらないの?」
「よく似た型番があるけど、どう違うの?」
って気になりますよね。
そこで今回は※YAS-AFKW15シリーズについて
※当サイトでは便宜上、YAS-AFKW15シリーズと呼称させていただきます。
- YAS-AFKW15シリーズの型番と性能や機能の違い
- 最大瞬間風速や3m先風量などのスペック
- 使い勝手の良さや悪いところ
- ユーザーの実際の口コミ評判
- 分解清掃の方法
などをお伝えします。
検討中の方や性能に興味のある方は、是非参考にしてみてくださいね。
型番が長いので別の機種と間違えないでくださいね。
- 深掘り記事や詳細内容も下記のようにリンク先に飛べるようになっています。
- 最後に、“YAS-AFKW15シリーズ”を型番で見分ける便利な方法も紹介!
≫YAS-AFKW15シリーズシリーズの口コミ評判を先に見る
≫AAS-KW15シリーズ(全分解できないタイプ)を見てみる
≫サーキュレーターのサイズの違いについて
YAS-AFKW15シリーズの型番と性能や機能の違い

■YAS-AFKW15シリーズの型番の違い
まずは、YAS-AFKW15シリーズとは、
山善の全分解可ACサーキュレーターのなかでも、羽根径15㎝のこけしタイプをいうことにします。
YAS-AFKW15シリーズの型番は現在以下の商品が販売されています。
- YAS-AFKW15(WH)※旧型
- YAS-AFKW151(WH)
- YAS-AFKW15E(W)
- YAS-AFKW15E(GR)
1.YAS-AFKW15(WH)は、旧型であり2023年製造されたものです。
2.YAS-AFKW151(WH)はその後継機です。
■YAS-AFKW15シリーズの性能と機能の違い
1.YAS-AFKW15(WH)と2.YAS-AFKW151(WH)の大きな違いは、消費電力が28/26W(50/60Hz)から22/23W(50/60Hz)にされた点です。
つまり省エネ化されたので、1.YAS-AFKW15(WH)を今さら買うこともないでしょう。
3.YAS-AFKW15E(W)と4.YAS-AFKW15E(GR)の違いはカラーです。
それぞれホワイトかグレージュの違いなので好みで選べばいいでしょう。
また、2.YAS-AFKW151(WH)と3.YAS-AFKW15E(W)と4.YAS-AFKW15E(GR)は、同じ消費電力で22/23W(50/60Hz)です。性能の変わりません。
■おすすめ機種は?
YAS-AFKW15シリーズの型番と性能や機能の違いから、おすすめ機種は現在この3機種となります。
- 2.YAS-AFKW151(WH)
- 3.YAS-AFKW15E(W)
- 4.YAS-AFKW15E(GR)
YAS-AFKW15シリーズのスペック
まず、最初にYAS-AFKW15シリーズのスペックを以下にまとめました。
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型番 | ・YAS-AFKW15(WH)※旧型 ・YAS-AFKW151(WH) ・YAS-AFKW15E(W) ・YAS-AFKW15E(GR) |
モーター | ACモーター |
価格 | 約4,300円~約4,500円 |
カラー | ホワイト・グレー/ホワイト/グレージュ |
適応畳数 | 14畳 |
消費電力 | 旧型28/26W(50/60Hz)→22/23W(50/60Hz) |
電気代(1時間) | 0.71円※23Wで計算 |
電気代(1か月※①) | 171円※23Wで計算 |
羽根径 | 15㎝ |
最大瞬間風速 | 4.9m/s※YAS-AFKW15E(W)の実測値 |
10m先風速 | – |
風量ポイント | 7.1ポイント※当サイトオリジナル計測値、 ※YAS-AFKW15E(W)の実測値 |
騒音値 | 59.6dB※YAS-AFKW15E(W)の実測値 |
左右首振り | 自動60° |
上下首振り | 手動で正面から真上まで約90度の範囲で4段階に調整 |
風量段階 | 3段階 |
リモコン | – |
切タイマー | – |
静音性 | 〇 |
その他特徴 | 工具なしで分解が可能 |
サイズ(幅×奥行×高さ)㎝ | 21.3×19.2×29.0※4機種共通 |
コードの長さ | 1.6m |
重量 | 1.5㎏※旧型は1.7㎏ |
保証期間 | 1年 |
説明書 | ・YAS-AFKW15(WH)※旧型・YAS-AFKW151(WH) ・YAS-AFKW15E(W)(GR) |
先述したしましたが、YAS-AFKW15(WH)※旧型の後継機は、3つとも消費電力が改善されています。
品質が向上しているので今さら旧型を購入する理由もなく、後継機の好みのカラーと価格で選べばいいでしょう。
最大瞬間風速

さて気になる性能です。
YAS-AFKW15シリーズを代表して、YAS-AFKW15E(W)を使用します。
計測したところYAS-AFKW15E(W)の風速は4.9m/sでした。
これは、以前に全分解できないタイプのKW15シリーズも計測したしましたが、それ以上の風速があり正直この結果には少し驚きました。
実は当初、姿、形、サイズとほぼ同じなので、それほどの差はないだろうと高を括っていました。
適用畳数が14畳にアップされたのは伊達じゃないようです!
≫AAS-KW15シリーズ(全分解できないタイプ)を見てみる
3m先の風量
これは当サイトオリジナル数値です。
3m先に風速計を設置して、9か所の最大の風速を合計したものです。
YAS-AFKW15E(W)の3m最大風速(m/s)計7.1ポイント | ||
0.4 | 1.1 | 0.9 |
0.7 | 1.2 | 1.2 |
0.4 | 0.7 | 0.5 |
これによるとYAS-AFKW15(W)の3m先最大風速は計7.1ポイントとなりました。
AAS-KW15の3m最大風速(m/s)計5.9ポイント | ||
0.2 | 0.7 | 0.3 |
0.7 | 1.0 | 0.8 |
0.6 | 0.9 | 0.7 |
≫AAS-KW15シリーズ(全分解できないタイプ)を見てみる
数値から見て、さきほどのAAS-KW15シリーズ(全分解できないタイプ)よりも圧倒的にパワーアップしているのが分かります。
騒音値

YAS-AFKW15(W)の騒音値は59.6dBです。
環境音込みなので公式サイトの公表値とは異なりますが、実際の使用時の騒音値ですので、より参考になると思います。
一般に騒音値の50dbから60dBはいわゆる静かなオフィス、もしくは静かな車の中の音の大きさです。
少し音が気になりますが、それほどの騒音ではありません。
また、計測の方法もサーキュレーターの上、10㎝でしていますので距離による減衰を考えれば、もっと静かに感じるはずです。
他社と比較すると、
でしたので、ちょうど中間ぐらいとなります。
山善のサーキュレーターの特徴かもしれませんが、
羽根径30㎝の家庭用最大と言われるYAR-W303でさえも騒音値は低く、ガンガンとモーターを回すよりも静音性とのバランスを重視しているように思います。
首振り
YAS-AFKW15シリーズの左右自動首振り角度は60°です。


実際に左右に振ってみると首振り60°といえど、意外に角度が狭く感じます。もう少し角度が欲しいところですね。
またYAS-AFKW15(W)は、上下手動で4段階で角度調整ができます。




このように真上にも角度調整ができますが、一つ一つの角度が決まっています。お好みの角度に調整しづらいのがネックなんですが、次の画像のように微調整できるのが過去の機種と違います。

真上から少し角度を変えてみましたが、しっかりと固定されており4つの決まった角度に勝手の変わることもありません。
なのでYAS-AFKW15シリーズは実質90°の範囲なら上下どの角度でも調整できます!
電気代
YAS-AFKW15シリーズの電気代は、スペック上消費電力が23Wなので1時間 0.71円、1か月 171円です。
※1日8時間使用、1kWh単価31円で計算

実際に計測すると、
角度固定時は21.5Wで自動首振り時は24.1Wでした。
ですので以下のとおりになります。
- 角度固定時・・・1時間 0.66円、1か月 160円
- 自動首振り時・・・1時間 0.75円、1か月 179円
YAS-AFKW15シリーズはACモーターですが、過去機種と異なり消費電力が24Wほどで済むので、電気代を気にせずに使えるレベルです。
電気代を抑えたいという方にかなりおすすめです。
分解清掃の方法

YAS-AFKW15シリーズの分解清掃の方法は、

まず前面カバーにあるポッチ(突起部)を「三角」の位置から「丸」の位置へ動かす。

前面カバーを引っ張ってあげると

このように外せます。しかしながら、ちょっと外しにくかったです。

中央にあるスピンナーがありますので、

回して外します。

するとプロペラが外せます。

そして、さらに奥のあるガード止めナットがあるので、

これも外してやります。

すると背面ガードも外せます。


ここまで、約1分ほどの作業となります。
本体以外は丸洗いができるので、清掃はかなり楽に行えますよ。

あと分解してみて発見しましたが、YAS-AFKW15シリーズの羽根は独特な形状をしています。羽根の先がこのように90°沿っています。
エッジのあるプロペラ!初めてみました!
山善さんの研究の結果だと思いますが、これによって静音性とパワーアップが実現したのでしょう。
YAS-AFKW15シリーズの使い勝手の良さと悪いところ
どれも実際に使ってみた感想です。
■YAS-AFKW15シリーズの使い勝手の悪いところ
- ダイヤル式でシンプル操作だが、首振りには反対まで回す必要がある
- 前面ガードが外しにくい
- 左右の首振り角度60°だが、もう少しあればいい
- 上下角度90°だが下方向に向けれると、なお使いやすかったと思う
■YAS-AFKW15シリーズの使い勝手の良いところ
- とてもコンパクト、デザインもとても可愛いらしい
- 風量MAXでも十分な静音性を感じるほど静かである
- 余分な機能がなく実にシンプル!
- 上下の角度は実質90°の範囲なら自由に変えられる
- 消費電力がかなり低いので節電できる
- 分解できるので清掃が楽である
- 台座の部分がかなり小さいので置く場所に困らない
YAS-AFKW15シリーズですが、正直あまり不満はありません。
むしろ4,000円ほどのサーキュレーターでは、性能・静音性・分解清掃において、コスパは最高ランクといってもいいぐらいです。

また、台座部分が小さいので、設置場所を選ばないのでいいですね。

台座部分は、たった14.5㎝ほどです。
YAS-AFKW15シリーズの口コミ評判
では実際のユーザーの声はどうでしょうか?
気になりますよね(^.^)
YAS-AFKW15シリーズとして、以下の最新機種を一括りにして口コミ評判を紹介しますね。
- YAS-AFKW151(WH)
- YAS-AFKW15E(W)
- YAS-AFKW15E(GR)
AAS-KW15シリーズの悪い口コミ評判
AAS-KW15シリーズの良い口コミ評判
まとめ
今回の記事『YAS-AFKW15シリーズをレビュー!口コミ評判は?【山善サーキュレーター】』はいかがだったでしょうか?
実際に使ってみると過去機種と異なり、分解清掃できる点はもちろん、姿形やサイズの変更がほとんどないにもかかわらず、スペックが上がっていることには驚きました。
しかもこの性能で価格も4,000円少しでコスパも良く、そのうえコンパクトで可愛いらしい山善のサーキュレーターYAS-AFKW15シリーズ、適用畳数14畳なので幅広い運用ができます。
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