本格的な夏を迎える前に揃えておきたいアイテムであるサーキュレーター。
今回商品レビューするのはSwitchBot(スイッチボット)製の「スマートサーキュレーター」です。
この商品の特筆する点は、名前にスマートと付くだけあり、以下のような多彩な機能が付いている所です。
- 「アプリと連携してスマホをリモコン代わりに操作が可能」
- 「別売りのハブを購入すると音声操作(Siriやアレクサ)での操作が可能」
- 「充電式のコードレス方式」
- 「ライト機能付き」
特にスマホ連携については、リモコン付きのサーキュレーターでよくある、
- リモコンを見失う
- 結局、本体のボタンで操作
などのデメリットやストレスを解消。
また、充電式&コードレスのため、
キャンプでちょっとした扇風機代わりに使えるなど、幅広い場面で活躍できます。
今回は、スイッチボット「SwitchBot(スイッチボット)型番:W3800510」のスマートサーキュレーターについて、
- 本当におすすめできるのか?
- おすすめできる点は何なのか?
- イマイチに思える点
など、良かったところや悪かったところを、包み隠さずレビューします!
- SwitchBotの「スマートサーキュレーター W3800510」のスペック
- SwitchBotのスマートサーキュレーターの見た目や重さなど
- SwitchBotのスマートサーキュレーターの実際の性能
- SwitchBotのスマートサーキュレーターをアプリと連携してスマホで操作する方法
- SwitchBotのスマートサーキュレーターを音声操作するために必要なもの
- SwitchBotのスマートサーキュレーターのライト機能について
- SwitchBotのスマートサーキュレーターの分解と掃除について
- SwitchBotのスマートサーキュレーターの口コミや評価
- SwitchBotのスマートサーキュレーターのメリットとデメリット
- まとめ SwitchBotのスマートサーキュレーターは汎用性が高い!
SwitchBotの「スマートサーキュレーター W3800510」のスペック
メーカー | スイッチボット(SwitchBot) |
商品名 | スマートサーキュレーター |
型番 | W3800510 |
適用畳数 | ~30畳 |
カラー | ホワイト |
モーター | DCモーター |
羽根径 | 23㎝ |
瞬間最大風速 | 4.1m/s ※当サイト測定値 |
運転音 | 公表値22db/当サイト測定値46.2db |
消費電力 | 24W |
電気代(1時間) | 0.75円(単価31kWh計算) |
電源 | バッテリー式(フル充電で最大50時間稼働※送風1の場合) ※充電しながら使用も可能 |
充電時間 | ①AC充電:付属のケーブルで充電、約6~8時間 ②Type-C充電:約12時間でフル充電(Type-Cケーブルは別途必要) |
風量切替 | 9段階(アプリでは100段階) |
首振り | 上下:約90°(自動) |
左右:約90°(自動) | |
タイマー入/切 | アプリにて時間指定可能 |
運転モード | 送風・そよ風・ナチュラル・・おやすみ |
チャイルドロック | – |
メモリー機能 | 〇 |
リモコン | 〇(電池:CR2032) |
外形寸法 | 幅173×奥行334×高さ382mm |
コードの長さ | 1.4m※当サイト実測値 |
重量 | 2.38kg |
発売日 | 2023年11月23日 |
取扱説明書 | URL |
価格 | ¥11,980(税込) |
保証期間 | 1年 |
公式サイトURL | https://www.switchbot.jp/ |
SwitchBotのスマートサーキュレーターの見た目や重さなど
まずは見た目の大きさや重さについて見ていきます。
カタログでは以下のようになっています。
- サイズは「幅173×奥行334×高さ382mm」
- 本体重量は「約2380g」
サイズ、重量ともにサーキュレーターでは大きめのタイプです。
しかしながら、日常の使い勝手に際して特別ネックになる事はありませんでした。
特に重量は、コードレスであるため取り扱いの際に気になる大きなポイントですが、
人間生活工学研究センターによると、
「片手で軽く持ち運びできる重さは1〜2kg、少し重いが片手で問題なく持ち運べる重さは2〜3kg」とされています。
2.4キロという重さであれば、若干の重さは感じつつも、女性でも片手で運べる重さだと考えられます。
見た目の大きさに関してはより分かりやすく、家にあったルンバと並べて比較してみました。
サーキュレーターの方が立体的なので、遠近法でやや大きくは見えていますが、
ルンバの上に置くとすっぽりと収まるくらいの大きさです。
ちなみに2枚目の画像から分かるように、真上90°まで可動域があります。
SwitchBotのスマートサーキュレーターの実際の性能
ここでは、SwitchBotのスマートサーキュレーターの以下の性能について感想をお伝えします。
- 最大風速
- 運転時の騒音の大きさ
- 充電時間と稼働時間
それぞれ詳しく見ていみましょう。
SwitchBotのスマートサーキュレーターの最大風速
基本的にスペック紹介で語られる「最大風速」を検証してみます。
カタログには「風の届く距離」が主に記載されますが、イマイチピンとこないんじゃないでしょうか?
なので、最大のパワー設定をした際の「風速」を測ってみます。
結果は・・・
画像の通り「4.1m/s」という値になりました。
当サイトではたびたびサーキュレーターの風速、実際は最大瞬間風速ですね、
これを計測していますので、それらと比較するとやや物足りない数値となります。
参考記事①:アイリスオーヤマ PCF-SDC15T-EC-W(AZ-SDC15TEC-W)
参考記事②:シャープ サーキュレーター プラズマクラスターNEXT搭載PK-18S01
参考記事③:ボルネード サーキュレーター723DC-JP
「ちょっと不安かも?」
とも思うかもしれませんが、
基本的に風速1mで体感温度は1℃下がると言われてますので、
人が夏に適温だと感じる気温は25℃から28℃の間くらいと考えると
気温30℃近くあっても、サーキュレーターの風をもろに受けていれば快適に過ごせるかも…?
実際に筆者もここ最近の夏日を記録した日に、このSwitchBotのスマートサーキュレーターで過ごしていますが、30℃近い日でもそれなりに快適に過ごせています。
また、SwitchBotのスマートサーキュレーターの羽根径は23㎝とビックサイズですので、
風量は間違いなしにたっぷりと感じます。
このサイズになると強烈な風を必要とせず、サーキュレーターの本来の役目である「空気循環」をしっかりと行ってくれます。
コンパクトタイプのありがちな高回転での運転は「うるさい」というデメリットがあります。
では、SwitchBotのスマートサーキュレーターではどうでしょうか?
次に見てみましょう。
SwitchBotのスマートサーキュレーターが発生する騒音の大きさは?
音の大きさについて公式ページの製品情報には「22dB」と書かれてはいますが、「そよ風モード」の場合です。
そのため、実際に使う場面が多いであろう最大風量での音の大きさを測ってみました。
スマホのアプリで測った結果「46dB」となりました。
よく言われる例えでは「静かな住宅地の昼」の音に相当します。
騒音値についても、当サイトではたびたび計測していますが、これはかなり低い数値です。
実際に使ってみた感覚としては、
夜に最大風速で使用しても特に近所迷惑にはならないレベル。
家の中でも扉を閉めれば聞こえない程度の大きさなので、
静音性には非常に優れていると言えます。
充電時間と稼働時間
このサーキュレーターの特徴の一つである、
「充電式のコードレス可能」ですが、実際に充電時間はどれくらいなのか?
公式のページではコードレス時に「50時間」と記載されていますが果たしてどうでしょうか?
充電時間
公式ページのQAで掲載されている目安時間は以下です。
基本的に、商品購入時に付属しているケーブルで充電する方が早いということですね。
当然ながら、充電ケーブルと接続をし続けたまま使用することも可能です!
バッテリーの劣化などの問題も特に無いと公式QAに記載されています。
ちなみにケーブルはこれくらいの長さ。
多少曲がってはいますが、おおよそ140cmくらいです。
稼働時間
公式のページでは「50時間」という驚異的な数字が掲載されていますが、
こういうのって基本的に「最低のパワー」で現実的ではないんですよね。
皆さんも経験ありませんか?
「実際使う場合の時間はどれほどなのか?」
色々なサイトで調べてみました!
結果として、
「12時間〜8時間」の稼働は可能と思われます!
当然ながら、風力の設定次第で稼働時間は変動しますが、
以下Amazonで見つけた「風力設定 5段階目」での使用時間目安
続いて、amazonの公式ページで見つけた「風力設定 1段階目」での使用時間目安。
いや、さすがに50時間と違いすぎて優良誤認と言われても仕方ない気がしますね。
とはいえ、実際に使う設定でも10時間程度は使えそうなので、悪くはなさそうですね。
リモコンと本体のタッチパネルでは9段階の風量調整、スマホでは風量を100段階で調整が可能。
今回の「風力設定」はリモコンと本体のタッチパネルの9段階での風量です。
SwitchBotのスマートサーキュレーターをアプリと連携してスマホで操作する方法
設定はかなり簡単です。
- AppStoreで公式アプリをダウンロードする
- サーキュレーターとアプリを連動させる。
以上です!
アプリを連動するには
実際にやってみると「10秒」で設定は完了しました。
サーキュレーターの電源ボタンを2秒以上長押しをするとペアリングモードになります。
アプリのデバイス追加からペアリングモードのサーキュレーターを選択すれば、設定は完了です!
実際にアプリで操作してみる
以下アプリを使用した使用感です。
使ってみた感じ、レスポンスも早いので非常に使い勝手は良さそうです。
よくある「反応も悪いし結局本体のボタン押した方が早い」問題がないので、「スマホを開いて起動するか〜」がかなり実用的に感じられます。
SwitchBotのスマートサーキュレーターを音声操作するために必要なもの
SwitchBotのスマートサーキュレーターを音声操作するために必要なものは「SmartThingsに対応 Hub2」などの「ハブ」です。
この製品の特徴として「音声での操作が可能」という点がありますが、
これは「Siri」や「アレクサ」などの音声で操作を行うものです。
「ヘイSiri、サーキュレーターを起動して」
と、HomePodなどに呼びかけるだけで起動ができる。。というのが魅力ですが、
これは「本体を購入するだけではダメ」なのです( ; ; )
こちらの製品を追加で購入する必要があり、それと連携することで
音声操作やIPhoneのショートカット操作が可能になります。
アレクサやSiriでの音声操作を行う為には
スマートサーキュレーター本体を購入するだけではダメな点に気をつけましょう
SwitchBotのスマートサーキュレーターのライト機能について
寝室で部屋を軽く照らす位の明るさはありそうですね。
この光で読書をできるか?については無理です。
そもそもライトのある位置がサーキュレーターの足元の為、
角度的に文字を識別するのには向きません。
あくまでも寝る時の常夜灯に使える程度かと思われます
SwitchBotのスマートサーキュレーターの分解と掃除について
SwitchBotのスマートサーキュレーターの分解は以下の流れです。
- 前面ファンガードの下部のあるネジを外す
- ファンガードを時計の動きと反対に回して外します
ファンガードを取り外す際に少し力が必要です。
また、羽根は外れせんので無理に力を込めないようにしてくださいね。
掃除は、エアーダスターで埃や髪の毛、ごみなどを吹き飛ばすか、
汚れがひどい時は薄めた中性洗剤を使用して、柔らかい布で吹き洗いを行ってください。
SwitchBotのスマートサーキュレーターの口コミや評価
SwitchBotのスマートサーキュレーターについて、口コミや評判をまとめてみました。
リビングで使ってみました、とても静かです。風力は1〜10まで設定可能ですが、リビングだけで使うなら5ぐらいで天井に向けておくので十分です。
風量、静かさ、バッテリー運用、アプリからのコントロールなど、機能的には大満足です。
バッテリー運用できる5000円くらいの扇風機とはものが違いました。サーキュレーターの中々、気に入ったデザインの商品を見つけたい。SWITCHBOTの商品はちょうと良いなと思って購入した。思ったより風あり、遠くまで届く、操作もし易いので気に入りました。
横振り時にカタカタと音がするようになりました。
アレクサで音声操作ができると購入したが、どうやらオンとオフしかできないらしい。
サイズは非常に大きいですが、軽いので持ち運びやすいですし、バッテリー搭載でどこでも使えます。風量最大にしてもとても静かで、風量が微調整できるので扇風機代わりにもなりそうです。
我が家はオール電化なので、安い時間に充電しておいて、雨の日の洗濯物を乾かす用に使っています。コードがなくてもいいのでどこへでも持ち運べるのがいいですね。
なかなか厳しい意見もありましたが、概ね満足されている方が多いようです。
アレクサで音声操作ができるとありますが、
実際は、レスポンスのよいアプリでの操作がメインとなります。
アレクサ等で音声操作をしてみたい方は、まず本体の購入してみて必要となる「SmartThingsに対応 Hub2」など検討してみるといいでしょう。
SwitchBotのスマートサーキュレーターのメリットとデメリット
ここで、口コミ評判と実際の使用感から、SwitchBotのスマートサーキュレーターのメリットとデメリットをまとめてみました。
まずはこの商品のメリットについてです。
- スマホとの連携が非常に簡単で、スマホがリモコン代わりになる
- コードレスの持ち運び可能なため、アウトドアなど電源がない場面でも活躍できる
- 片手でも十分運べる重さのなので、ちょっとした場面で持ち運びしやすい
- 少人数が過ごす部屋であれば十分な風速がある
感想としては、一人暮らしや二人で過ごす部屋などであれば、
十分な性能はあると感じました。
コードレスでありつつ、本体重量も2.5kgの為、ほんの少し移動するときに一緒に持ち運びをしてピンポイントで風を送りたい時なんかにも非常に便利ですね。
続いてはこの商品のデメリットについて
- 音声操作をするには別売りで9000円程度の製品が必要になる。
- 強力な風力ではない為、広い部屋では使いづらい。
個人的に特別気になる点というのはありませんでしたが、
あらゆるユーザーを想定した際に拾い切れない場面を想定してみました。
やはり、風力は特別高い訳ではないので、大きな部屋をこれ一台でまかないきるのは厳しい印象です。
まとめ SwitchBotのスマートサーキュレーターは汎用性が高い!
デメリットでも書いたように、最大風速は特別秀でている訳ではないため、
大きな部屋の空調補助としては力量不足に思えるかもしれません。
しかし裏を返せば、大体のシチュエーションについてはこの製品で十分事足りるのではないかと思います。
「あったらいいな。」
と思える性能が揃っているので、
今後新しい場面で使う必要がある際に流用できるのはこの上ないメリットに思えます。
機能が足りてないと追加で購入する必要になってしまいますからね。
そのような汎用性の高さという点で、購入して損することのない製品というのが実際に使ってみた総合的な感想です。
以上、レビューが参考になれば幸いです。
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